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< 第23回朝日オープン将棋選手権 五番勝負第1局 >
  先手 ▲羽生善治 選手権者     対   後手 △山崎隆之 挑戦者

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1〜8手

▲7六歩
△3四歩
▲2六歩1
△5四歩2
▲4八銀
△3三角3=図
▲6八玉4
△2二飛9

△3三角3まで

棋譜

指了図・△2二飛

棋譜

五番勝負始まる

 「時間があればちょっと行ってみたいと思っていたんだけど、さすがに無理かな。結構時間がかかるんでしょ」

 前夜祭の席で中原誠・日本将棋連盟会長が言っていた。万博の話だ。

 第1局の対局場は、名古屋市の中心部にある名古屋東急ホテルである。中部国際空港の開港に続き、愛知万博の開催、選抜高校野球地元校の優勝など、このところ何かと話題になることの多い愛知県だが、これはもちろん対局者には関係のない話。対局者は勝つために、そして全知全能をかけた勝負を見せるためにここに来ている。

 4月7日午前10時。ホテル5階の和室に両対局者が対峙(たいじ)した。羽生選手権者は草色の、山崎挑戦者は濃紺の和服姿。いよいよ五番勝負が始まるという緊張感がある。それでも両者の顔は思いのほか落ち着いている。

 記録係・松井義信二段の振り駒は羽生の先手と出た。立会人・大内延介九段の声がかかり、すぐに対局開始。何はともあれ、盤上の動きをご覧いただこう。後手山崎の中飛車模様で始まった将棋だが、山崎の飛車の落ち着き先は5二ではなく2二だった。大胆な作戦だが実戦例もある。ところが、相手の羽生がさらに珍しい作戦を採った。山崎はいきなり面食らうことになる。 [次の譜へ]

(青)

2005年7月22日


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