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< 第23期朝日オープン将棋選手権 五番勝負第3局 >

  ▲羽生善治 選手権者   対   △山崎隆之 六段
  5月4日 芝苑(大阪市北区)

別ウインドウで開きます指し手再現  | 使い方

対局日程と結果 | 第1局  第2局

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終局後も帰らずに待っていたファンの前で、二人はユーモアを交えながら第3局を振り返った

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終局直後の対局室。対局を振り返る山崎六段に、羽生選手権者は目をつぶって時にうなずいていた

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初防衛した羽生選手権者。終局直後、盤面を見る表情に笑みはなかった

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終局後、対局を振り返る山崎六段。第2局とは異なり、表情に曇りはなかった

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プロ棋士の指導対局を楽しむ子どもたち

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大盤解説会では、谷川九段が子どもたちに丁寧に局面を説明した

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東京の大盤解説会では、島八段らが子どもたちに次の一手クイズを出題

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対局再開後、山崎六段は遅れて対局室に。盤上をにらみ、息をふくらませた

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控え室には橋本崇載五段らプロ棋士が続々と到着。横一列に9つの盤を並べ、熱く検討している

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対局再開。羽生選手権者は山崎六段が着席する前に、4六銀と指した

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野菜煮(焼き豆腐南京人参、ヤングコーンこんにゃく、結びかんぴょう法連草)、ウオゼの西京焼き生姜、小巻卵、蛍イカの都漬け、牛肉佃煮、ワカサギの昆布巻、ウドの甘酢、ウナギ山椒煮、鰯梅香物、花蓮根、焼目湯葉、豆御飯・利久御飯、刺身(シマアジ、タイ、イカ)、お吸い物(竹の子まんじゅう・ワカメ・キノメ)、天ぷら(エビ、一寸豆)

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デザート(イチゴ、黒砂糖のアイスクリーム)

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昼食休憩中の将棋盤。△7二金まで

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序盤から熱心に検討する渡辺明竜王

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対局室に入ると、両対局者はすぐに駒を並べ始めた。右は羽生選手権者、左は山崎六段

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初手を指す羽生選手権者

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対局直前、羽生選手権者を見据える山崎六段

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対局室の検分は、和やかな雰囲気の中で行われた

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第3局の対局場となる「ふるさと」=大阪市北区の「芝苑」で

羽生の作戦勝ち、不完全燃焼の山崎

 序盤は山崎が▲7九玉(23手目)を軽視していたようだ。▲3六歩〜▲3七銀や▲6六銀と積極的に動かれるのを予想していたようだ。また、34手目の△7二金ではまだしも△6二飛と指すべきであった。山崎の構想に錯覚があり、序盤は羽生が作戦勝ちをおさめた。

 羽生は「局面がおさまるとまずい」と動いたが、はっきりとはよくならなかった。48手目△5四銀打で山崎はだいぶ盛り返したと感じたようだ。

 しかし続く▲4四銀に対する(1)△2二角が敗着と言ってもいいほどの手。直後の▲2四歩を山崎は見落としていたようだ。ここでは(2)△6四角が勝った。以下、(A)▲4六角には△同角▲同歩△6六角▲7七角△同角成▲同桂△5二銀で後手が指せる。(B)▲3七角には△4三歩▲5五銀打△4四歩▲6四銀△同銀▲2四歩△同歩▲4六角打 △6三金▲2四角△5二玉が変化の一例で、後手も十分指せそうだ。

 また、(3)△6六角▲2六角△5二銀▲7七銀△8四角▲3七角△6五飛と、4四の銀を目標に指す順も考えられた。

 山崎は▲2四歩の厳しさに気持ちが切れたのだろう。56手目も(1)△4三金ならまだ粘れていたが、(2)△4三銀であっさりと土俵を割った。

 山崎は、不完全燃焼で終わった後悔を局後のインタビューで語っていた。来期の巻き返し、再挑戦を期待したい。

2005年05月04日 20時33分

◇   ◇   ◇

「強くなって戻りたい」 ファンの前で大盤解説

 二人は終局直後、余韻も惜しむように対局を振り返り始めた。緊張が解けたのか、山崎六段は苦笑いを交えながら明るい表情で駒を握る。一方、羽生選手権者は初防衛したものの、ほおづえに深く沈み、盤面へ目を下げたままだった。

 インタビューで羽生選手権者は「序盤から力戦になったが、思うようにいかず、しだいに攻めが細くなってしまった」と反省した。山崎六段は「自分で面白いと思っていたが、最後までどきどきできなかったのは残念」と話していた。

 普段ならこのまま感想戦へ入るが、この日は大盤解説会が開かれていたリーガロイヤルホテルまで、二人はタクシーで10分かけて移動。待ちわびていたファン約300人の前に姿を見せ、自ら駒を動かしながら盤面を振り返った。

 羽生選手権者は「6筋から攻めていったが、自玉に近かったので効果が薄かった。5四銀を打たれたときは、まずいかなあと思っていました」と話した。一方、山崎六段は「5四銀打は、自分でいい手だと思いました。あの瞬間、おれってほんと将棋が好きなんだなあって。こんな指し方でも羽生先生と勝負できるんだ、とうれしくなりました」と顔をほころばせ、大きな拍手を浴びた。立会人の内藤國雄九段からは「喜びすぎる将棋ではない」と戒められる一幕もあり、笑いに包まれた大盤解説になった。

 司会を務めた井上慶太八段からプレッシャーについて聞かれると、山崎六段は「いや、今日の対局は楽しみでした。これを勝てば5番まで持っていけると思っていました」と会場をわかせた。羽生選手権者は「(山崎六段に勝ってほしいという)今日の空気はうすうす感じていました。(変わった手が多く)不思議な将棋でした」とまとめた。

 最後に山崎六段は「ぼくが間違えなければ、とても面白い将棋になる。また強くなって戻ってきたい」と来年の抱負を語った。対局で使った扇子を子どもにプレゼントし、心優しい気配りで締めた。

2005年05月04日 19時38分

◇   ◇   ◇

午後5時9分、山崎投了

 午後5時9分、91手目の▲1三桂を見た山崎は投了した。残り時間は▲羽生12分、△山崎20分。羽生は3連勝で朝日オープン選手権者を防衛した。

 終局直後のインタビューでは、敗者の山崎が「序中盤が苦手なのは仕方がないが、終盤で見落としがあったのが悔しい」と一言ずつ噛みしめるように答えていたのが印象的だった。

2005年05月04日 17時16分

◇   ◇   ◇

羽生選手権者、3連勝で初防衛

 第23回朝日オープン将棋選手権五番勝負の第3局が4日、大阪市大阪市北区の芝苑であり、羽生選手権者が91手で挑戦者の山崎隆之六段を退け、3連勝で初防衛を飾った。終了時刻は、午後5時9分。残り時間は、羽生選手権者が12分、山崎六段が20分。

 成長著しい若手・山崎六段との対戦は、対局前から大きな注目を集めた。羽生選手権者は第1局を危なげなく勝利。第2局では必敗形から終盤に大逆転へ持ち込んだ。終わってみれば全勝で、第一人者としての底力を見せつけた。山崎六段は五番勝負直前から連敗が続き、本来の力を発揮し切れなかった。

 就位式は6月17日、東京都千代田区の東京会館で。

2005年05月04日 17時16分

◇   ◇   ◇

羽生勝勢

 ▲8一角に山崎は△7一金と引いた。羽生は力強く▲6二角と打ち込み、△同金▲同歩成と進める。どうやら羽生勝勢のようだ。控え室の報道陣には終局後、両対局者がリーガロイヤルホテルの大盤解説場に向かうことが伝えられた。

2005年05月04日 17時13分

◇   ◇   ◇

東京でも大盤解説会 子どもでにぎわう

 東京・築地の朝日新聞東京本社2階の読者ホールでは、午後3時30分から島朗八段と坂東香菜子女流2級による大盤解説会が開かれた。

 連休中とあって、会場には親子連れから年配の将棋ファンまで230人近くが詰めかけ、立ち見の人も。こども将棋教室の生徒たちが前列を占め、島八段のクイズにこたえて壇上の大盤で次の一手を指すと、会場から感嘆の声が漏れた。

 島八段は「△5五銀は後ろに行かず前に出る羽生さんらしい手。全体的に気持ちよく指していますね」「普通の人がやると危ない手も、羽生さんだとすごい手になることがあります」と解説していた。

2005年05月04日 17時05分

◇   ◇   ◇

しなる羽生の手

 75手目、羽生は▲3五歩△同銀▲3四歩と攻め立てた。控え室ではここで(1)△4三金▲2四歩△同歩▲2三角△5六銀の順を検討していたが、この変化は後手が最善の粘りを見せているものの、先手が良さそうだ。本譜は(2)△3二金。羽生はすぐに▲8一角と打ち込んだ。羽生の手はしなり続けている。

2005年05月04日 17時07分

◇   ◇   ◇

山崎、必死の粘り

 山崎は61手目▲4二銀打に対して、控え室で予想されていた(1)△同飛ではなく、(2)△同金と取った。羽生は▲2二銀不成と角を取る。

 以下、72手目△5五銀打まで進み、羽生の飛車が詰んだ。山崎の必死の粘りに感嘆の声があがっている。羽生は山崎の飛車の頭に▲6三歩と叩き、△1二飛と逃げた局面。羽生はしなる手つきで▲3五歩と突いた。

2005年05月04日 16時58分

◇   ◇   ◇

羽生ペース

 53手目▲2四同飛の局面、残り時間は▲羽生39分、△山崎51分。

 そこで山崎は少考の後、△2三歩と打つ。羽生はノータイムで▲3四飛。

 この局面で再び山崎の手が止まる。

 控え室で最有力なのが△4三銀。以下▲同銀成に(1)△同玉は▲2五角、(2)△同金にも▲3一銀△5一玉▲4二銀打△同飛▲同銀成△同金▲3一角がある。

 検討陣は依然として、ほぼ全員が羽生ペースとの評価。しかし山崎の粘りを期待している。

2005年05月04日 16時27分

◇   ◇   ◇

谷川九段が会場に 大阪で将棋フェスティバル

 第3局と並行し、将棋ファンの子どもたちにプロ棋士との対局などをプレゼントする「将棋フェスティバル」(リーガロイヤルホテル協力)が、大阪市北区中之島のリーガロイヤルホテルで開かれた。「子ども81面指し」には近畿地方を中心に、中部、中国、四国地方などからも応募があった。

 81面指しの相手をしたのは、関西のプロ棋士9人(淡路仁茂九段、井上慶太八段、阿部隆八段、村田智弘四段、島本亮四段、阪口悟四段、鹿野圭生女流初段、村田智穂女流初段、岩根忍女流初段)。それぞれが9人を相手に、計81人の子どもたちを指導した。「81」は将棋盤にちなみ、日本将棋連盟の81周年を祝っている。

 4歳から中学2年生までの子どもたちは、晴れの舞台に元気よく指していた。6枚落ちで阿部棋士と対戦した大阪府豊中市の谷垣内剛くん(4)は、将棋道場に通っている兄に刺激され、将棋を始めた。見事に勝利を収め「面白かった。勝ってうれしい。将棋は楽しい」とごきげんだった。

 会場には谷川浩司九段も登場。続く大盤解説会に大勢のファンが詰めかけたため、会場を一つ増やした上、谷川九段が急きょ解説を引き受けた。子どもたちの前で、谷川九段は笑顔で局面などを解説していた。

2005年05月04日 16時22分

◇   ◇   ◇

検討通りの進行

 羽生の49手目は大半の予想通り、▲4四銀だった。山崎は(1)△2二角と受けた。

 この順は控え室でも検討されていたが、以下▲2四歩と合わされ△同歩▲同飛△2三歩▲3四飛で後手が受けづらそう、と言われていた。後手は△5二銀と引きたいが、その瞬間に▲5一銀(△同玉には▲3二飛成)がある。△5二銀ではなく、別の手を指せば▲5一銀はない代わりに、▲3五角などを警戒しなければならない。

 そこで(2)△6四角が検討されていたところに本譜の(1)△2二角。羽生は控え室の検討通り、▲2四歩と合わせた。

2005年05月04日 16時04分

◇   ◇   ◇

今度は羽生が長考

 山崎の48手目△5四銀打に対して、羽生が長考に入った。

 単に(1)▲5四同銀と取るのは△同銀で、後手の手厚さと△5五角の狙いが残り、後手も十分に指せそうだ。よって(2)▲4四銀が最有力。以下、(A)△4三歩と打てば▲2二歩△同金▲5三銀成△同玉▲3一角の王手金取りできれいに決まる。変化中(A−1)△2二同金の代わりに(A−2)△6四角は▲4六角△2二金▲2四歩△同歩▲同角△5二玉▲4二角成、(A−3)△4四歩は▲2一歩成△5五角▲4六桂△9九角成▲2二と、でいずれも先手が優勢となる。

 ただ、(A)△4三歩ではなく、(B)△2二角と打つ手がある。以下、▲2六角△5二銀と進めば、先手も指す手が難しい。

 (2)▲4四銀の代わりにも単に(3)▲2二歩と叩く手など、先手には指したい手が多い。決め所と見ているのか、それとも誤算があったのか。羽生の長考の意味はまだわからない。

2005年05月04日 15時43分

◇   ◇   ◇

羽生、落ち着いた指し回し

 山崎の△4四銀に、羽生は2筋の歩を手持ちにし、じっと手を渡した。羽生の落ち着きはらった指し回しに、既にさじを投げてしまった検討陣もいる。

 そんな中、ある検討グループでは44手目に(1)△5五銀▲同銀△3三角と打つ手が検討されていた。▲5六歩と銀取りを受ければ△6四銀打と打つ。この展開は勝負になっている。

 山崎の次の一手は(2)△4二玉。「これなら△4四銀と上がらずに、単に△4二玉としたほうがよかったのではないでしょうか」とは山崎の兄弟子にあたる増田裕司五段。△4四銀と指したことによって、2筋の歩が切れ、玉が薄くなってしまった計算になる。

 44手目△4二玉までの消費時間は、▲羽生1時間31分、△山崎1時間49分。

 さらに羽生は▲4四銀△同歩▲5五銀と進めた。控え室では総じて羽生指しやすしの空気である。

2005年05月04日 15時13分

◇   ◇   ◇

控え室も熱く

 ▲5五銀左に対する山崎の38手目は△4四銀だった。

 一手進むごとに検討に熱の入る控え室。訪れる棋士も増えており、中には関東所属の深浦康市八段(前選手権者)の姿もある。

 △4四銀以下の予想手順は▲同銀△同歩▲5五銀。以下は(1)△5二銀▲6四歩と進むのは先手がよい。

 脇八段と盤を挟んでいた橋本五段は(2)△6四銀打を候補にあげた。以下▲同銀△同銀▲8一角△6三歩が継ぎ盤に並べられたが、最後の△6三歩がいかにも辛くこの変化も先手が指せそうだ。どの継ぎ盤でもなかなか後手よしの変化が現れない。

2005年05月04日 14時52分

◇   ◇   ◇

長考に沈む山崎

 37手目▲5五銀左の局面で山崎は長考に沈んでいる。控え室には既に10人以上の棋士が詰め掛けている。また、大阪市内にあるリーガロイヤルホテルでは、午後1時から81面指しが行われており、そちらにも大勢の棋士が訪れるようだ。

 数組に分かれている検討陣は(1)△5四歩、(2)△5二玉、(3)△4二玉などが検討されている。

 (1)△5四歩には、▲6四歩△同銀▲同銀△同飛▲8六角△6三飛▲6四銀が厳しく、先手が指せる。

 (2)△5二玉は▲6七金右や▲6八金右とされて次に指す手が難しい。

 (3)△4二玉は、先手が動かなければ△3一玉と更に囲おうとする手だが、▲2四歩△同歩▲2五歩△同歩▲3七桂と継ぎ歩から手がかりを作られる恐れがある。後手は△5四歩と突きにくい形で、駒組みが制限されている。

 山崎側を持って検討している平藤六段は「僕は(4)△6四銀と上がってみたいけど、▲6四歩と叩こうとしているくらいだから…」と後手の指す手に苦慮しているようす。先手には▲6四歩と叩く手や▲2五歩からの継ぎ歩攻めの他に、▲8一角と打つ筋も用意している。次の一手次第では先手から一気に攻めつぶす変化もあり、ここは山崎も慎重にならざるをえないようだ。

2005年05月04日 14時13分

◇   ◇   ◇

自信の一着

 午後1時、予定通り対局は再開され、すぐに羽生は▲4六銀と出た。山崎は△6二飛と飛車を振り直した。「戦いの起こりそうなところに飛車を振り直すのは、振り飛車の常套手段ですね」(脇八段)。

 △6二飛には(1)▲6七金右と陣形を整える一手が予想されていた。△6二飛で、後手は序盤の角交換による一手損と合わせて二手損。じっくりと囲いあって損はしないはずだ。

 ところが羽生の一手は(2)▲5五銀左。

 控え室には神崎健二七段、橋本崇載五段が訪れている。神崎七段は、▲5五銀左について「一気に優勢にしようという手。現局面に自信がないと指せない」と驚いていた。(2)▲5五銀左は、次に▲6四歩△同銀▲同銀△同飛▲8六角という狙いがある。(2)▲5五銀左に比べると(3)▲5五銀右のほうが自然に見えるが、手順中△6四同飛のときに銀当たりにならない分(2)▲5五銀左が勝っているということだ。

 ここで山崎が考えている。控え室には神崎七段と同学年の平藤眞吾六段が現れ、2人は盤を挟んで検討を始めた。

2005年05月04日 13時48分

◇   ◇   ◇

再開の一手「4六銀」が1位 WEB投票

1位は103票を集めた「4六銀」。羽生選手権者も再開後、この手を指しました。約1時間で計269票の投票がありました。

WEB投票:投票結果

Q.昼食休憩後の「次の一手」は? 朝日オープン将棋第3局(05/04)

 本日指されている第23回朝日オープン将棋第3局で、羽生善治選手権者に山崎隆之六段が挑戦しています。昼食休憩後の羽生選手権者の「次の一手」は何でしょうか。検討室で有力視されている手を紹介します。予想してください。

4六銀 103票
6七金右 48票
7七桂 35票
6五歩打 29票
その他 54票
269票(05月04日13:16)

2005年05月04日 13時37分

◇   ◇   ◇

34手までで昼食休憩

 山崎が△7二金と指した局面で正午を迎え、昼食休憩となった。ここまでの消費時間は▲羽生54分、△山崎47分。

 渡辺竜王は午後の第一手の候補に▲4六銀などを挙げていた。対局は午後1時に再開される。

2005年05月04日 12時15分

◇   ◇   ◇

山崎、苦心の駒組み

 羽生の25手目▲3六歩の局面でも山崎は考えている。控え室では脇謙二八段を中心とした検討と、渡辺竜王・村山四段を中心とした検討の2グループができている。まだ午前中ということもあり、棋士も関係者もまばら。これが局面が大詰めを迎える頃には「想像がつかないくらいの人数が訪れる」(芝苑若女将の久島真知子さん)という。そのため、控え室は約50畳の広間が用意されている。

 村山四段は「山崎六段ならこう指しそう」と(1)△4二飛をまず候補に挙げた。(A)▲3七銀と銀の繰り替えを目指すのは△3三銀▲4六銀△4四歩がぴったりの受けとなる。ただ、(B)▲5八金と一手待たれると後手の指す手が難しい。下手に動くと角打ちの隙ができるため、△7二金と上がるくらいだろうか。「まぁ、これは指さないでしょう」と渡辺竜王。村山四段と仲がいいだけに、評価は厳しい。また、(2)△9四歩は受けずに▲3七銀と引いて飛車を通す。(3)△6五歩として△6四角を狙うのも▲3七銀が有力だという。現局面は後手が駒組みに苦心するようだ。

 本譜は(1)△4二飛。渡辺竜王はやや不満そうな表情を見せていた。

2005年05月04日 11時54分

◇   ◇   ◇

早い展開

 対局は早い展開で進んでおり、控え室では「(もっと時間を使って)考える局面だと思うんだけどな」という驚きの声も上がっている。

 21手目▲2六銀と上がった局面、渡辺竜王や村山四段らは(1)△4四歩に▲1五歩△同歩▲同銀△同香▲同香といきなり開戦する順を検討していた。そこで(A)△1六歩と反撃する手段と(B)△1三歩と受ける手が考えられる。どちらにせよ、▲6八玉と上がった一手がプラスに働くと見られていた。

 本譜は1分で(2)△4四銀。先手の攻めをあらかじめ避けたと言える。羽生はノータイムで▲7九玉と指した。山崎は9分考えて△7三桂。しばらくは駒組みが続きそうだ。

 24手目△7三桂の時点での消費時間は、▲羽生13分、△山崎32分。

2005年05月04日 11時18分

◇   ◇   ◇

山崎、一手損角換わりに

 後手の山崎が6手目に△8八角成として、一手損角換わりになった。

 芝苑2階に設けられている控え室には、早くも渡辺明竜王と村山慈明四段が現れた。本局の観戦のために前日から大阪に宿泊していたという。

 羽生の11手目▲1六歩について渡辺竜王は「先手が▲3六歩〜▲3七銀〜▲4六銀と早繰り銀を見せたとき、△1五角の筋を警戒しないといけない。このタイミングで▲1六歩と突いて△1四歩と受けなければ、▲1五歩と端の位を取って右玉を目指すことも可能になります」。

 山崎は右玉になる展開を嫌ったのか、△1四歩と受けた。「早繰り銀のほうが受けやすいと見たのでしょう」(渡辺竜王)。続く▲7七銀に対する△7四歩が村山四段を唸らせた一着。「棒銀を警戒したんでしょうね」。(1)▲2七銀には△7五歩と突く狙いがあるという。本譜、羽生は(2)▲6八玉と居玉を解消した。ふたりの間には、既に棋譜には見えない戦いが始まっているようだ。

2005年05月04日 10時46分

◇   ◇   ◇

羽生の初手は7六歩

 本日の大阪は晴れ。日中は30度近くまで気温が上がるという予報が出ていた。

 対局室は芝苑4階の「ふるさと」の間。多くの報道陣が詰め掛ける中、午前9時51分頃に山崎が入室。続いて羽生が入室した。

 駒を並べ終え、対局開始の時刻を待つ。羽生はうつむき加減。山崎は羽生の後方にある床の間を鋭いまなざしで見つめていた。

 午前10時、立会人の内藤國雄九段が「時間になりましたので、羽生選手権者の先手番で開始してください」と対局開始を宣言。羽生の初手は▲7六歩だった。

 本局の記録係は水津隆義三段(27歳、西本馨六段門下)。

2005年05月04日 10時29分

◇   ◇   ◇

先手は羽生選手権者

 羽生善治選手権者(34)に山崎隆之六段(24)が挑戦する第23回朝日オープン将棋選手権五番勝負の第3局が4日午前10時、大阪市大阪市北区の芝苑(しえん)で始まった。2連勝中の羽生選手権者が初防衛するか、ホームに帰った山崎六段が土壇場で踏みとどまるか、大一番の決戦となる。先手は羽生選手権者。

 両者の持ち時間は各3時間。立会人は内藤國雄九段。

2005年05月04日 09時30分

◇   ◇   ◇

3組の駒を吟味 前日の対局室検分

 第3局の前日、対局場となる大阪市北区の料亭「芝苑(しえん)」で、両対局者が対局室を検分した。定刻の午後5時半になると、羽生選手権者と山崎隆之六段が一緒に入室した。

 対局場は15畳の和室「ふるさと」。芝苑は朝日オープンと縁が深く、全日本プロ将棋トーナメント時代からの対局は19回目になる。若女将の久島真知子さんは将棋の愛好家で、女性普及指導員の資格を持つ。「将棋の文化を支えたい」と駒も収集している。大きな番勝負では日本将棋連盟の駒を使うことが多いが、「連盟の最上の駒よりも、芝苑さんの方がずっとよい。出る幕がありません」(連盟関係者)という。

 両対局者は、芝苑が用意した3組の駒の指し味を一組ずつ吟味した。羽生選手権者が「どれでもいいです」と話す一方、山崎六段が気に入った駒は、熊澤良尊氏作の盛り上げ駒。立会人の内藤國雄九段の一存で、その駒に決まった。山崎六段は「午前と午後で二つの駒を使えれば」と笑いを誘うなど、和やかな雰囲気で検分は進んだ。

両対局者「終局後に大盤解説会場へ」

 この日の晩の食事会で、山崎六段が「終局後にファンの前で直接、大盤解説をしたい」と切望。羽生選手権者も快諾し、4日に大阪市北区のリーガロイヤルホテルで開かれる大盤解説会に、急きょ参加する予定となった。大盤解説会は午後3時からで、無料。問い合わせは06・6448・1121。千日手となった場合などは、参加できないこともある。

2005年05月03日 23時34分

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