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< 第23回朝日オープン将棋選手権本戦第5局 >
  先手 ▲近藤正和 五段     対   後手 △高橋道雄 九段

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1〜19手

▲5六歩
△3四歩3
▲5八飛=図
△6二銀1
▲5五歩
△5二金右1
▲7六歩1
△4二玉
▲7七角2
△3二玉
▲6八銀
△4二銀
▲4八玉
△1四歩
▲3八玉
△1五歩2
▲2八玉1
△6四歩15
▲5四歩12

▲5八飛まで

棋譜

指了図・▲5四歩

棋譜

天王山占拠

 今期絶好調の近藤五段が、本戦シードのA級・高橋九段に挑む。公式戦初手合わせの好カードだ。

 先手番になった近藤、まず▲5六歩だった。心理面で挑発的な初手だと言われるけれど、角交換を恐れない積極的な振り飛車を目指して▲7六歩△3四歩に▲5六歩と突くのは、△8八角成▲同飛△5七角で馬をつくられるのがいやだ。これを防ぐため先に▲5八飛と振る意味がある。

 「5五の位は天王山」と言う。羽柴秀吉軍が明智光秀軍と戦った時、天王山を占拠して優位を得た故事による。しかし高橋は△5四歩と突かずに△5二金右。ゴキゲン中飛車の元祖に対し、考えて来た作戦だろう。

 「1日10時間の勉強」と言われる三浦弘行八段など、最近のトップ棋士たちは猛烈な研究合戦を繰り広げている。高橋はもともと研究熱心だが、今春のA級復帰も研究の成果だろう。現在のA級棋士10人は、高橋の44歳を最年長とする。 [次の譜へ]

(東 公平)

2005年1月7日


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