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< 第23回朝日オープン将棋選手権本戦第14局 >
  先手 ▲杉本昌隆 六段     対   後手 △堀口一史座 七段
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27〜52手

▲5六銀3
△4三金
▲2八玉
△3三桂
▲4六歩8
△2一玉
▲5八金左
△3二銀
▲2六歩1
△5一銀1
▲4八金寄6
△4二銀
▲2七銀
△3一銀4
▲3八金上
△2二銀
▲1八香
△3一金
▲1九玉
△9四歩
▲2八金5
△1二香29
▲9六歩5
△1一玉
▲3八金左1
△2一金

△7三桂まで

棋譜

指了図・△2一金

棋譜

堅さ比べ

 29歳の堀口七段は、175センチ、52キロ。やせて背が高く、精悍(せいかん)な容姿から「天下の素浪人」の愛称がある。しかし内面は大違いで、読書好きの文学青年だ。五番勝負に同行したとき「新聞記者は本をたくさん読むでしょう。トルストイについてどう思いますか」と問われ、びっくりした記憶がある。朝日選手権は1期で失ったものの、順位戦は連続昇級し、実力を証明した。

 序盤で先手が藤井システムを採用、1筋と6筋の位を取って、すきあらば先攻の構えを見せている。堀口は守り重視の方針で、△3三桂〜△2一玉と「ミレニアム囲い」を目指した。△3二銀がこの対局用に用意した工夫の手。普通は△2二銀だが、本譜のように右銀を5一〜4二〜3一〜2二と、じぐざぐに引きつける道を作っている。この方がより堅くできるとみている。

 杉本六段も美濃囲いから穴熊に組み替えた。指了図の相穴熊は、ふたりの負けたくない気持ちがよく表れている。 (佐々木賢介) [次の譜へ]

2005年03月18日


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