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< 第23回朝日オープン将棋選手権本戦第14局 >
  先手 ▲杉本昌隆 六段     対   後手 △堀口一史座 七段
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53〜76手

▲3六歩25
△6二飛10
▲6八飛19
△8二飛
▲8八飛14
△6二飛4
▲6六角
△8二飛
▲7七桂22
△8三飛9
▲4七銀2
△4二角
▲5六歩
△6五桂2
▲5五歩
△7七桂成6
▲同角
△5五歩3
▲5八飛1
△6四歩6
▲5五飛4
△5四歩
▲5九飛
△7五歩

△2一金まで

棋譜

指了図・△7五歩

棋譜

杉本作戦勝ち

 杉本六段は36歳。「振り飛車のスペシャリスト」と言われ、著書が多い。「杉本流四間飛車の定跡」「振り飛車党宣言シリーズ(共著)」「中飛車戦法」「相振り革命」と、内容も多彩だ。

 杉本流の振り飛車は、押さえ込みが持ち味。綿密な研究で相手の攻め筋を封じ、機を見て猛攻に転ずる。丁寧な棋風で、手数も時間もかかる。本局でも序盤の時間の使い方などにその特徴が出ている。

 図は相穴熊が組み上がったところ。桂がはねてない分だけ先手の方がやや堅い。解説の泉正樹七段は「振り飛車少し作戦勝ち」とみる。堀口七段も同じ思いで、自分から仕掛ける気はない。△6二飛〜△8二飛を繰り返し、千日手歓迎の構えだ。

 杉本が▲6六角で千日手模様を解消し、堀口の△6五桂で開戦。堀口が仕掛けたというよりは、杉本が誘った展開だ。

 △6五桂に▲同桂でなく▲5五歩が好手。攻めの桂がさばけ飛車先も切れて杉本ペース。△7五歩(指了図)はこの一手。 (佐々木賢介) [次の譜へ]

2005年03月18日


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