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< 第23回朝日オープン将棋選手権本戦第14局 >
  先手 ▲杉本昌隆 六段     対   後手 △堀口一史座 七段
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93〜110手

▲4九歩3
△3五歩4
▲4五銀
△同歩
▲1四歩
△同歩
▲2五桂
△2四歩11
▲1三歩
△同香
▲同桂成
△同銀
▲9二馬8
△7三飛14
▲6九飛
△6八歩2
▲7九飛
△4六桂2

△7五角まで

棋譜

指了図・△4六桂

棋譜

爆発しなきゃ

 性格も将棋もまじめな杉本六段は、大事に大事に指す。図の局面を有利とみているからなおさらだ。ねらいは1筋の位を生かした端攻めにある。この“含み資産”を一番いいときに使いたいと思い、とりあえず▲4九歩と守った。渋い。

 記者には妥当な手と見えたが、解説の泉正樹七段は「ここで爆発しなきゃ」と言う。手順は▲1四歩△同歩▲1三歩△同香▲2五桂△4八と▲1七香打。こうなれば先手はっきり優勢とみる。杉本も考えたが、他に変化もあり、決行は時期尚早と、見送った。

 堀口七段の△3五歩が好手。先手は▲2五銀と端攻めの援軍に使いたいが、△3三桂があってだめ。やむなく▲4五銀としたが、後手の脅威はだいぶ緩和された。

 杉本は▲1四歩からようやくねらいの端攻めを決行したが、もう“含み資産”は、相当目減りしていた。泉七段は「ここでは形勢互角」の判定。

 端攻めが決まらないとみた杉本は▲9二馬と転じたが、ここでも▲1七香打と端にこだわる手があった。また▲6九飛でも▲6五馬と勝負するチャンスだった。 (佐々木賢介) [次の譜へ]

2005年03月18日


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