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< 第23回朝日オープン将棋選手権本戦第20局 >
  先手 ▲谷川浩司 棋王   対   後手 △中原誠 永世十段
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37〜52手

▲4五歩13
△同 歩
▲3五歩
△4六歩
▲8八玉1
△4三金右1
▲1五歩20
△同 歩
▲4五銀
△同 銀4
▲同 桂
△4四銀
▲2四歩7
△同 歩
▲3四歩
△3六角8

△9四歩まで

棋譜

指了図・△3六角

棋譜

2日連続の変化

 和服姿の中原の前で、谷川はかしこまって指しているように見えた。それでなくても谷川は人一倍敏感な人間である。相手の服装の意味するものは何か、あれこれ考えたに違いない。もちろんありえないことだが、記者は一瞬、これが最後の中原−谷川戦になるのではないかと思った。

 後手の一手損角換わり。対局は猛烈なスピードで進む。特に中原の指し手が速い。図で後手の8筋の歩が8五歩にあればよくある同形定跡だが、本局はそれが△8四歩型になっている。その△8四歩型が生きるかどうかが、この戦型の最大のポイントである。

 ここで▲4五歩と仕掛ければ、8手後の▲4五銀までは一つの定跡手順。その▲4五銀に△3五歩▲5一角△8五桂▲7三角成と進んだ将棋が最近中原と島八段の対戦であり、谷川はその順を予定していたらしい。

 本局の△4五同銀と取る変化は中原−島戦の感想戦でも取り上げられたものだが、実はこれとそっくり同じ手順が、この対局の前日行われた佐藤棋聖と島八段の対局(朝日オープン)でも現れていた。中原も谷川もその将棋のことは全く知らなかったという。 (青) [次の譜へ]

2005年04月29日


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