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< 第23回朝日オープン将棋選手権本戦第20局 >
  先手 ▲谷川浩司 棋王   対   後手 △中原誠 永世十段
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53〜63手

▲3三銀38
△4五角2
▲4四銀成
△同 金
▲7一角
△5二飛2
▲6一銀
△4二飛29
▲5三角成
△4三銀7
▲6七金右1

△3六角まで

棋譜

指了図・▲6七金右

棋譜

中原優勢

 島八段が前日、佐藤棋聖との対局で打った△3六角を中原も打った。

 島「ここまで、昨日僕が指した将棋と同じなんです」

 谷川「え!」

 中原「知らなかった」 島八段も加わった感想戦のやり取り。島は、「同じ手を中原先生が指してくれてうれしかった」とも言っていた。

 △3六角のところ△4五銀と桂を取るのは、▲4四歩△4二金引(△4四同金は▲7一角△5二飛▲6三銀で先手よし)▲4三銀で先手十分。△3六角は次に△4五角と角で桂を取る狙い。その角が▲6三銀を防いで攻防の手になっている。

 ここで谷川が長考に沈んだ。

 前日の佐藤−島戦は図から▲3三歩成△同桂▲同桂成△同金寄▲5六桂と進んで先手の佐藤が勝ったが、△3三同金寄で△同金上なら先手も大変だったという。谷川もその変化を嫌って▲3三銀と打ち込んだのだが、これもそう簡単には行かない。

 解説の島八段は、「▲3三銀と打ち込んだ以上、先手は△4五角に▲3二銀成△同玉▲5一角△8五桂▲2四角成の順で勝負するしかなかった」と言う。実戦の▲6一銀はいかにも重い。中原優勢である。 (青) [次の譜へ]

2005年04月29日


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