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< 第23回朝日オープン将棋選手権予選第11局 >
  先手 ▲南芳一 九段     対   後手 △小林健二 九段

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29〜55手

▲9六歩3
△1四歩
▲2五歩4
△3三角
▲9五歩3
△3五歩3
▲1六歩6
△3二飛2
▲6八金右2
△4二角2
▲2六飛3
△3四飛
▲8五歩2
△3三桂
▲8六角1
△3一角3
▲4六銀7
△1三角
▲7七桂3
△5二銀4
▲5五歩9
△4五歩1
▲5七銀
△6四歩
▲6六歩3
△6三銀1
▲6七金直

△6二金寄まで

棋譜

指了図・▲6七金直

棋譜

「恩返し」の話

 本局の隣では内藤國雄九段が藤原直哉六段と、別室では小阪昇七段が畠山成幸七段と対戦している。いずれも本棋戦だ。

 午前中の雑談で石田和雄九段−桐山隆アマ戦が話題になった。元奨励会員の桐山アマ(石田九段門下)が師匠を負かした将棋である。将棋界では弟子が師匠に勝つことを“恩返し”というけれど、相手がだれであれ、負けて喜ぶ人はいない。石田九段の心中はいかばかりだったろう。

 師匠を負かした相手を師匠の代わりにやっつけるのが恩返し、というのは淡路仁茂九段の新説。内藤九段もこの説に同感のようで「(直接の)恩返しはいらんね」と話していた。

 △3五歩は石田流を目指した手。対して▲4六銀なら△3四銀の一手で石田流を阻止できるが、南は▲1六歩と突いてあっさり石田流を許した。本譜の▲8五歩〜▲8六角の構想に期待していたのだろう。

 長い駒組みが続いて指了図。ここから局面がいきなり動く。 [次の譜へ]

(遊)

2004年10月8日


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