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< 第23回朝日オープン将棋選手権予選第11局 >
  先手 ▲南芳一 九段     対   後手 △小林健二 九段

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118〜136手

△6一金6
▲8二銀成
△同 玉
▲4一飛3
△7三銀打3
▲5九歩9
△6九歩成1
▲同 金
△7九馬
▲同 金
△4一飛成
▲8七銀打1
△6四歩
▲4二歩2
△5一竜
▲6六金
△7四桂3
▲7五金1
△8六桂打

▲7一銀まで

棋譜

指了図・△8六桂打

棋譜

受けの決め手

 関西将棋会館は5階建てのビルで、81年にできた。南が四段になった年だ。それまでは大阪市阿倍野区にあった2階建ての木造家屋が対局場で、この旧関西本部時代のことは内藤九段がエッセーでよく書いている。最近出た米長邦雄永世棋聖との対談本「勝負師」(朝日新聞社刊)でも当時の面白いエピソードがいっぱい出てくるので、ご一読をおすすめする。

 図の▲7一銀は厳しい手。放置すると▲6二銀打で受けがなくなるし、また後手は桂も渡せない形である。

 記者は△8六金を予想していた。△7九飛成以下の詰めろで、もし▲8二銀成△同玉▲6四角なら△7三銀打▲8六角△7九飛成以下、先手玉に必至がかかる。

 だが阿部七段によると△8六金は▲8九金で先手が残しているという。「以下、△5六歩は▲5五歩。また△7三銀なら▲6四角(取れば詰み)の好手があります」

 小林は△6一金と受けたが、これではつらい。このあとの▲5九歩は決め手に近い手で、小林はこの歩を取れない。「ここはさすがに良くなったと思った」と南。 [次の譜へ]

(遊)

2004年10月8日


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