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< 第23期朝日オープン将棋選手権準決勝第2局 >

  ▲谷川浩司 九段   対   △山崎隆之 六段
  2月28日 大阪・将棋会館

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第2局を制した山崎六段

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対局が終盤に入ると、棋士室には棋士たちが集合。モニターで盤面をにらみながら検討に熱が入った

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谷川が注文した肉なん定食。小口に切った長ネギと牛肉のソバに、梅とおかかのおにぎり。ソバには薄くしたタマネギも入り、やや濃厚な味を調えている。ツウは知っている定番の裏メニューらしい

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将棋博物館に展示されているタテヨコ25目の大きな盤。駒には白虎や猛牛の文字が見える

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2手目を指す山崎六段

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初手を指す谷川九段

山崎六段が決勝へ

 羽生善治選手権者への挑戦権を争う第23回朝日オープン将棋選手権の準決勝第2局、谷川浩司九段―山崎隆之六段戦が28日、大阪市福島区の関西将棋会館で指され、山崎隆之六段が112手で勝ち、挑戦者決定戦(決勝)へ進出した。決勝で、前選手権者の深浦康市八段と対戦する。

 午後5時45分、△4七銀までで谷川は投了した。残り時間は▲谷川6分、△山崎5分。


山崎優勢

 87手目▲7六金で後手の角が死んだが、山崎は角を犠牲に△1七歩成〜△2七と、と決めに出た。以下▲27同銀△1九飛成▲2九銀△2八香と必死に追い詰める山崎に対し、谷川は▲3八玉とぎりぎりの受け。遠く8九にいる飛車を受けに利かそうとしている。

 山崎はさらに△1五桂と畳み掛ける。谷川は▲4六歩△2七桂成▲4七玉と玉を脱出させた。棋士室では、山崎が巻き返して勝ちにしたのではないだろうかと言われ、更に確認の検討が続けられている。


終盤に突入

 局面は終盤になり、棋士室には20人近くの棋士が詰めかけている。将棋盤は2面並べられており、約半数の棋士は立ったままで検討を見つめている。残り時間は双方とも約20分。検討にも熱が入ってきた。

 81手目▲7六香は棋士室でも賛否が分かれた。しかし△7三歩と山崎が受けたのを見て、「これでは苦しい」と意見が一致。山崎陣は好調な攻めを続けていたかのように見えたが、浮き駒が多いのがマイナスになっている。

 84手目まで進み、山崎の角が負担になる恐れも出てきた。


両者、残り1時間を切る

 山崎は50手目△5五角に26分費やし、残り1時間を切った。最初は苦し紛れの一着と見られていた△5五角だが、どうやらなかなかの好手のようだ。平凡に(1)▲7六飛と受けるのは、△3六歩▲同飛△7七角成▲3一飛成△5一桂と得した桂馬で受けることができる。(2)▲6八金は△3三桂とためて後手が指せそう。(3)▲2六飛とぶつけてどうだろうか。

 51手目▲7四歩に14分考えた谷川は、53手目を21分の考慮で▲6八角と打った。△5五角と打たれてからの約40分、全く検討されていなかった一手だ。

 残り時間は▲谷川50分、△山崎49分。


山崎「50分も考えたのに…」

 対局相手が長考に入ると棋士室に降りるのが山崎流。38手目△7三銀と指した直後にも棋士室に姿を見せた。そして「50分も考えたのに…最悪だ」と言って椅子に座り込んだ。

 山崎は28手目△1四歩に昼食休憩を挟んで52分の長考に沈んでいた。棋士室の検討では、33手目▲6五歩が検討されていない意外な一着だったが、山崎にとっても同じだったかもしれない。しかし山崎が対局中に悲観することは日常茶飯事で、その嘆きとは逆に優勢の局面であることも多い。

 山崎は39手目▲6六銀が着手されるのを見て対局室に戻った。しばらくして盤面を映し出すモニターに、山崎の手が映る。一気に10手も進み、山崎は2歩を手持ちにした。

 49手目▲7五銀が谷川にとって待望の一手。▲8四歩や▲7四歩の前への攻撃だけでなく、飛車の横利きを通した味のいい一手だ。後手の玉形が飛車打ちに弱いため、▲2六飛とぶつけてしまう手もある。ここで山崎は再び長考に入った。


床の間に歴代永世名人の書

 関西将棋会館は5階建てで、入り口のガラスケースには販売している盤や扇子が並ぶ。高さ50センチほどの特大駒も飾られている。最上階にある対局室は、18畳ある広々とした和室。床の間に対局者の谷川をはじめ、14世から17世までの歴代永世名人の書が掛かっている。

 4階には「将棋博物館」と名付けられた1室があり、西洋将棋(チェス)やモンゴル将棋の盤のほか、タテヨコ25目の将棋盤や駒が展示されている。


進行、非常に遅く

 持ち時間3時間の本棋戦だが、本局の進行は非常に遅い。午後1時の対局再開から30分が経過しても山崎は28手目を着手しない。

 午後に入ると、棋士室には多くの棋士が姿を見せるようになった。若手棋士2人による検討では、「先手を持ちたい」「いや後手が作戦勝ちだ」と意見が分かれていた。27手目▲8六歩以下(1)△6四歩▲8五歩△6三金左▲6七銀△7三銀という展開を中心に検討が行われていた。

 対局再開から約40分たち、山崎は(2)△1四歩と指した。以下ほぼノータイムで▲8五歩△1五歩と歩を伸ばしあった。


午後1時に再開

 午後12時10分、27手目▲8六歩の局面で昼食休憩に入り、午後1時に再開した。昼食の注文は、谷川が会館向かいのそば屋の肉なん定食のそば。山崎は外出した。昼食までの消費時間は▲谷川55分、△山崎59分。なお、本局の記録係は関口武史三段(小林健二九段門下)が務めている。


相振り飛車になる

 13手目▲7四歩以下、谷川は一歩を手持ちにした。山崎は16手目△4二飛。ようやく四間飛車と作戦を明らかにした。両者の対戦では初めての相振り飛車となった。

 午前11時半の時点で23手目まで進んだ。準決勝第1局深浦―三浦戦に比べるとスローペースになっている。

 先ほど、谷川の考慮中に山崎が3階の棋士室に降りてきていた。振り飛車を指すこと自体が珍しい山崎は「いやぁ、全然わかりまへん」と関西弁で呟(つぶや)いていた。


積極的な山崎

 振り駒は谷川の振り歩先。歩が3枚出て谷川の先手番と決まった。

 谷川が3手目▲6六歩と止め、5手目に▲7八飛と早々に作戦を明らかにしたのに対し、山崎は△4二銀〜△5三銀となかなか態度を示さない。

 山崎の作戦が注目されたが、谷川の▲7五歩に△4五歩と角道を開けた。山崎は後手番ながら積極的に指そうとしているようだ。


先手番は谷川九段

 第23回朝日オープン将棋選手権の準決勝第2局、山崎隆之六段−谷川浩司九段戦が28日午前10時、大阪市内の関西将棋会館で始まった。振り駒で先手番は谷川九段と決まった。

 谷川九段の初手は7六歩、山崎六段は3四歩と応じた。

2005年02月28日

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