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第24回朝日オープン 予選3回戦

 【8/3 関西将棋会館】  ▲有吉道夫九段  対  △吉田正和アマ

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予選組み合わせ | アマ対プロ成績

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終了直後の対局室

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対プロ戦3連勝の吉田アマ

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対局後の有吉九段

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スーツ姿の吉田アマ(左)とシャツにネクタイの有吉九段。指し直しで対局再開

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対局前、盤面を見つめる吉田アマ

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現役最年長棋士の有吉九段

吉田アマ、「次も指せるのが嬉しい」

 午後4時48分、116手目△7五歩の局面で有吉九段は投了した。消費時間は有吉九段2時間33分、吉田アマ2時間16分(千日手局との合計)。

 有吉九段は終盤戦、96手目△8七角成と金を取らせても、▲8九香以下受け切れると判断して本譜を選んだようだ。ただ、実際は98手目△7七桂が厳しく、▲8八飛に代えて▲6八金でも△8九桂成▲同玉△7五香で、歩切れの先手は受けに窮する。

 93手目▲5五角の代わりに▲8八飛と受けるのも、単に△8七角成として▲同飛△7八銀が厳しく、後手が勝っている。△7八銀以下は▲8八玉△8七銀成▲同玉△8九飛▲8八銀△1九飛成▲5五角△7三銀左▲1一角成△8九龍が一例。先手にとっては、いつも歩切れが祟る展開になっている。

 有吉九段は「(上の変化が悪いとなると)75手目▲5六桂が敗着になるんでしょうね。(▲8七角成と)金をただで取らせてもどうにか受け切れると思っていた自分の大局観が悪かったです。▲5六桂では▲6八桂と受けるべきでした。本譜は呼び込んで勝負手を与えるひどい順でした。ふたりがかりで先手玉を寄せてしまったともいえる、信じられない順です」と苦笑いを浮かべながら振り返っていた。

 また、▲5六同歩(77手目)では▲5三角成△同角▲5六歩として▲5五桂を狙う順も勝負形であった。▲5六同歩以降は後手が一方的に攻める展開となり、歩切れの後手は受けにくいようだ。

 吉田アマは感想戦終了後のインタビューに「先手番なら角換わり腰掛け銀の予定でした。2回戦までの2局でもそうでしたが長い持ち時間に慣れていないこともあって、今日は千日手局も指し直し局も苦しみました。(千日手局も含めて)5局目が指せることになって嬉しいです。常に負けそうなので、次の対局も自信はありません」と語った。

 有吉九段は「吉田君は終盤がしっかりしており、最後は逆転できません。(初めてのアマプロ戦は)やりにくいところも当然ありましたが、たまにこういうのも張り合いがあっていいですね」と最後は笑顔で語った。

 吉田アマはこれで対プロ3連勝。8月11日の予選決勝で矢倉規広六段(7月28日に六段昇段)と対戦する。勝てば朝日オープン史上初のアマチュア棋士の本戦進出となる大一番だ。

2005年08月03日 19時09分

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吉田アマ、対プロ戦破竹の3連勝

 第24回朝日オープン将棋選手権(朝日新聞社主催)予選3回戦の有吉九段―吉田・朝日アマ名人戦は、19歳の吉田アマが116手で有吉九段に勝ち、対プロ戦3連勝を飾った。吉田アマは1回戦の阪口悟四段、2回戦の浦野真彦七段に続き、現役プロ最高齢の高段棋士・有吉九段も破り、初段で受験する予定の奨励会試験を前に、実力をアピールした。

2005年08月03日 16時57分

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粘る有吉九段

 92手目△6九角の局面は、先手は受けにくい。有吉九段は▲5五角と王手してから▲1一角成とし、馬を自陣に効かせて粘りに出た。

 棋士室には20人以上の棋士、奨励会員が集まって検討しているが、後手勝ちの変化が多いようだ。ただ、有吉九段の研究会仲間でもある棋士は「有吉先生の玉は、こういうところから妙に寄らないんですよ」。どの棋士も、有吉九段にプロの貫禄を見せてほしいと願っているようだ。

2005年08月03日 16時42分

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終盤に突入

 早いペースを保ったまま、終盤戦に突入した。有吉九段の75手目▲5六桂では▲6四角△同金▲5六桂が有力視されていた。

 本譜86手目まで、棋士室では吉田アマ優勢の評判である。

2005年08月03日 15時47分

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吉田アマ、長考に沈む

 吉田アマの△8四歩(50手目)と△8二玉(52手目)の2手の評判がよかったが、▲4八銀(53手目)も粘りある一手。序盤に4八の銀を▲5九銀と引いているので2手損だが、▲3七銀〜▲2六銀を見せた高等戦術ともいえる。

 54手目、後手は予定通り△5五歩。ただ、直後の△5五同角が小ミス。代わりに△3三桂が有力だった。△3三桂以下桂交換になれば、将来の△6四桂が非常に味のいい一手となる。

 57手目に有吉九段が力強い手つきで▲2六飛と走ると、ノータイムで指し進めていた吉田アマは長考に沈んでいた。ただ、形勢自体は難しいようだ。

 58手目△5二飛までの消費時間は▲有吉九段1時間19分、△吉田アマ2時間1分。

2005年08月03日 15時10分

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有吉九段が仕掛ける

 先手の▲7九金〜▲5八金は対三間飛車では珍しい形。棋士室に姿を見せた長沼洋六段は「本譜の▲7九金−▲5八金型はよくある▲7八金−▲6九金型より手数がかからないため、玉側の端歩を伸ばされないという利点がありますが、珍しい手ですね。ただ、先手は△2七歩〜△4九角の筋を警戒しなければなりません」。そこで有吉九段は▲2四歩△同歩に▲5九銀と引き、△6三金に▲2四角と出た。この▲5九銀が珍しい手で、「恐らく実戦例はないでしょうね」(長沼六段)。

 ただ、45手目(1)▲6八角が棋士室では評判が悪い。代わって(2)▲4六角が有力視されていた。後者なら、△5五歩を気にしなくて良く、5筋の金銀を玉側に寄せることができる。

 本譜、吉田アマの50手目△8四歩は、評判がいい一手だ。

2005年08月03日 14時35分

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居飛車穴熊VS三間飛車に

 福間初段は、記録係として初めての千日手の経験になるそうだ。昼食休憩の間も再開時刻の確認や千日手局の棋譜の清書に追われていた。有吉九段は名人戦の立会人を務めたおりに、観戦者にも判断が難しい複雑な手順の千日手局を経験したことがある。当時の有吉立会人は、対局者から千日手成立の合意を導くという、ベテランらしい判断を示した。

 指し直し局は予定通り、午後1時に始まった。午前中の千日手局と同じく、両者ノータイムの猛烈なスピードで進行し、15分ほどで居飛車穴熊vs三間飛車に組みあがった。 本局の有吉九段は25手目に▲6八角と引いた。後手にとっては飛車先が受けにくいが、先手も金が浮いているため、すぐに▲2四歩と突くのは危険である。

 28手目△6五歩までの消費時間は▲有吉九段31分、△吉田アマ1時間18分(消費時間は千日手局との合計)。両者相譲らずの早指しである。

2005年08月03日 13時44分

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指し直しで対局再開

 午前中に千日手が成立した有吉九段―吉田朝日アマ名人戦は午後1時に昼食休憩を終え、先手・後手を入れ替えての指し直し局が始まった。先手・有吉九段の初手は7六歩。

2005年08月03日 13時20分

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千日手成立で昼食休憩に

 ▲吉田アマ―△有吉九段戦は、午前11時55分、56手目△3一玉までで千日手が成立した。

 千日手とは「同一局面(盤上の駒の配置、持ち駒、手番が同じ局面)が4回出現」することを言う。プロ公式戦では、先後を入れ替え、消費時間を引き継ぎ、千日手成立の30分後に指し直し局を開始する規定となっている。

ただし本局は午後12時10分からの昼食休憩直前に千日手が成立したため、そのまま昼食休憩に入った。

 先後を入れ替えた▲有吉九段―△吉田アマ戦は、午後1時から改めて開始する。千日手局の消費時間は有吉九段が31分、吉田アマが1時間8分。

2005年08月03日 12時35分

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吉田アマの長考

 有吉九段は36手目に少し考えて△4四歩。吉田アマは△4四歩以下、▲4八金△6四角▲4七金と、一手損して金を右辺の守りにつけた。続く△7四歩に吉田アマの手が止まった。しばらく経って指された41手目▲8八玉は43分の消費時間。持ち時間3時間のうち、実に4分の1を費やした。

 43手目▲2六飛は珍しい一手。▲1七香とあがっておき、▲1八飛や▲6八飛を目指す例が多いようだ。

 有吉九段は金を守りに寄せ、△2二玉と入城した。これで一安心といったところだろうか。

 対する吉田アマは▲2六飛と▲2八飛を繰り返し始めた。後手の有吉九段の対応によっては、千日手の可能性が出てきた。

2005年08月03日 12時15分

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早い展開

 有吉九段は7月27日に70歳の誕生日を迎えた。対局姿勢は若々しく、若手棋士との研究会も行なっているそうだ。現役最年長とは思えないほどの行動力だ。棋風は「火の玉流」と称される攻め将棋で、今期はテレビ棋戦でも活躍している。

 本局を前にした有吉九段は、注目の若手アマとの対戦を楽しみにしており、全くプレッシャーを感じさせなかったという。

 開始30分弱で35手目▲2五歩まで進行した。吉田アマは時折少考するが、有吉九段はほとんどノータイムでの着手が続いている。有吉九段には何局も経験のあるであろう、オーソドックスな進行である。

2005年08月03日 11時02分

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「御上段の間」に初登場

 関西将棋会館には格の高い順に「御上段の間」「御下段の間」「芙蓉の間」の3つの対局室がある。吉田アマにとっては、対プロ3戦目にして初めての「御上段の間」での対局だ。

 対局前には記録係の福間貴斗初段による振り駒が行なわれ、「と金」が3枚出て吉田アマの先手と決まった。

 対局は午前10時に予定通り開始された。吉田アマは3手目▲7八金。吉田アマは振り飛車をよく指すため、対局室に居合わせた将棋連盟職員が「▲7八飛に見えた」。注目された戦型は、予想外の角換わり腰掛け銀となった。

2005年08月03日 10時32分

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有吉九段―吉田アマ戦始まる 朝日オープン予選

 羽生善治選手権者への挑戦権を争う第24回朝日オープン将棋選手権(朝日新聞社主催)予選3回戦の有吉道夫九段―吉田正和・朝日アマ名人戦が3日、大阪市の関西将棋会館で始まった。先手・吉田アマの初手は▲7六歩。現役最年長、70歳のベテラン棋士に、対プロ戦2連勝で勝ち上がった19歳の新鋭アマが挑む注目の一局だ。持ち時間は各3時間。

2005年08月03日 10時02分



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