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第24回朝日オープン 予選決勝

 【8/11 関西将棋会館】  ▲矢倉規広六段  対  △吉田正和アマ

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別ウインドウで開きます 第28期朝日アマ名人戦 第2局

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感想戦では「序盤の構想がまずかった」(矢倉六段)、「実力がなかった」(吉田アマ)と、両対局者から反省の声が聞かれた

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熱戦を制し、本戦進出を果たした矢倉六段

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アマ初の本戦出場まであと一歩のところで敗れた吉田アマ

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形勢判断も飛び出し、ますます熱気を帯びてきた棋士室

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昼食休憩時の盤面

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第28期朝日アマ名人戦 第2局より

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吉田アマ(左)と矢倉六段

午後3時35分、吉田アマ投了 矢倉六段本戦へ

 吉田アマは必死に粘るが、矢倉六段の寄せは的確だった。午後3時35分、107手までで吉田アマは投了した。消費時間は矢倉六段が2時間10分、吉田アマが1時間34分。

 局後にインタビューが行なわれた。矢倉六段は「注目されている対局で、対局前から緊張していました。序盤は自信がありませんでしたが、▲2二同角成(53手目)の前後で急に良くなってびっくりしました。吉田さんの得意な終盤になる前に決着がついてしまったので、吉田さんの力が発揮できない形になってしまいましたね」とコメントした。

 吉田アマは「プロ棋士は雲の上の存在でしたが、出場したからには予選とか本戦とか関係なく、行けるところまで行きたいと思っていました。実力がなかったと思います。(1回戦から本局までの感想を聞かれ)納得できる将棋は1局もありませんでした。課題が残りました。長い持ち時間に対応できず、今の自分の将棋はプロ向きではないと思いました」と将来を見据えたコメントだった。

 矢倉六段は「序盤の構想がまずかった」と述べていた。▲8八角(43手目)に対する△4四歩は両者とも気づいていなかったそうで、感想戦で指摘されると両者とも後手優勢を認めていた。以下は▲5五飛△5四歩▲5六飛△6五歩の進行が予想され、次の△6六銀が厳しい。

 51手目▲5七同飛に対する△2二角が疑問手で差が開いた。代わって△6六銀右が検討されたが、▲5八飛△5七歩▲4八飛△7七歩▲同金△5五銀▲7八金△5四銀▲4五歩で後手の銀が追い返される展開となり、先手がやや指せそうだ。矢倉六段は△6六銀右ではなく△6六角の鬼手を心配していたそうだが、以下▲6六同銀△同銀右▲5三歩成△同金直▲同飛成△同金に▲7九歩と落ち着いておけば先手が指せる。

 矢倉六段は本戦出場でベスト32入り。自己最高のベスト16越えを目指す。吉田アマは対プロ戦を3勝1敗(1千日手)で終えることとなった。次の舞台はプロ養成機関である奨励会。注目の初段試験は8月26日から行なわれる。

2005年08月11日 16時48分

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矢倉六段の勝ち

 矢倉規広六段と吉田正和・朝日アマ名人の間で指されていた第24回朝日オープン将棋選手権予選決勝は、107手までで吉田アマが投了し、矢倉六段の勝ちとなった。

 矢倉六段は、羽生善治選手権者への挑戦権をかけて32人が争う本戦に進出する。

 吉田アマは、ここまでプロから3勝を挙げて勝ち進み、アマチュアとして初の本戦進出を目指したが、直前で夢を絶たれた。

2005年08月11日 15時50分

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辛抱する吉田アマ

 56手目の△5五歩は最強の頑張りとも言える一手だが、ここからの矢倉六段の指し回しが的確だった。▲7三歩〜▲7六歩がそれ。吉田アマは棒銀が撤退してしまった。しかしここからの二枚腰が吉田アマの特徴。2回戦の浦野七段戦でも逆転勝ちを収めている。76手目△8一角は仕方がないとは言え、驚愕の一手だ。続く△9四歩〜△9三銀は△8二銀として飛車を殺す狙いがあるが、矢倉六段の玉頭攻めに銀を引く暇すらない。「ここ数手、吉田君はプラスになる手が指せていないですね」という声もあがる。悪手を指しているという意味ではなく「仕方のない一手」が続いているということだ。

 棋士室には福崎文吾八段、伊藤博文六段、橋本崇載五段なども訪れているが、「これはだいぶ苦しくなりましたね」とプロ優勢を断言している。

2005年08月11日 15時18分

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矢倉六段が立て直す

 50手目△5七歩は先手にとっては怖い反撃。棋士室では阪口悟四段が「この歩は取りづらいんじゃないですか」と語った。阪口四段は吉田アマの1回戦の相手。アマプロ戦特有の心理状態を解説しながらの検討参加である。検討を進めると▲5七同飛に△6六銀右があって激しい変化となり、実際にかなり取りづらい。振り飛車の美濃囲いは通常よりも薄いので強い戦いができないのだ。

 それでも矢倉六段は強く▲5七同飛と取った。続く△2二角は驚きの一着だった。前述したとおり△6六銀右が第1候補だったこともあるが、「先手のお荷物」と棋士室で言われていた▲8八角を働かせる一手だからだ。角交換の後に▲5九飛と飛車を引いた形が急に安定し、棋士室の評価も振り飛車指しやすしの雰囲気になってきた。ただ、ある棋士は「元々が居飛車よしだったから、まだ五分かもしれない」と言っており、予断を許さないほどの微差のようだ。

2005年08月11日 14時16分

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揺れる形勢判断

 午後1時、予定通り対局は再開された。ばたばたと▲2二角成△同玉▲5五歩△同歩と進んだが、これは棋士室で予想されていた通り。井上慶太八段は「ここでどう指すか、やな」と座りなおしていた。

 棋士室で予想されていたのは、▲4五桂、▲8三角など。ただいずれも先手にとって感触がよくない。後手の7二飛が間接的に先手の7八金に当たっているため、先手はどうしても5八飛と6七銀が不自由になっている。例を挙げると、△5五同歩に単に▲同飛だと△6六銀でしびれる。そこで矢倉六段は△6六銀を消して▲8八角と打った。▲8八角は「苦し紛れの勝負手」という棋士室の評価。△4四歩と受けるのがプロの第一感。そこで先手はやはり指す手に困るようだ。

 ところが吉田アマの次の一手は△5四銀。気の早い棋士は「もう矢倉君の勝ちやな」。以下▲5四歩まで伸ばせた先手も気持ちがいいが、50手目△5七歩が後手待望の反撃。ここ数手で形勢が大きく動いているはずだが、矢倉六段も吉田アマも短時間でびしばしと指している。

2005年08月11日 13時35分

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対局再開

 矢倉六段が39手目を考慮中に昼食休憩に入っていた第24回朝日オープン将棋選手権予選決勝の矢倉規広六段―吉田正和・朝日アマ名人戦は、午後1時に再開した。

 矢倉六段の39手目は▲2二角成、これに対し吉田アマは△同玉と受けた。

2005年08月11日 13時23分

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吉田アマ、仕掛ける

 矢倉六段は33手目に▲3七桂と跳ねた。反撃含みの激しい手だが棋士室の杉本六段、山本真也五段らは「いかにも薄い。左金が4七にいるなら全然違う。▲7八金は矢倉流じゃない」と良く知る仲だからこそ感じるわずかな変化を指摘していた。これもプレッシャーだろうか。

 吉田アマはマイペースで、比較的短時間の考慮で△7五歩と仕掛けた。以下、▲7五同歩△8四銀▲6五歩△7五銀と進行し、激しい局面で昼食休憩になった。

 消費時間は矢倉六段59分、吉田アマ54分(持ち時間各3時間)。

2005年08月11日 12時25分

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昼食休憩に

 第24回朝日オープン将棋選手権予選決勝の矢倉規広六段―吉田正和・朝日アマ名人戦は、吉田アマが38手目に△7五銀と指した後、矢倉六段が39手目を考慮中に昼食休憩に入った。対局は午後1時に再開する予定。

2005年08月11日 12時20分

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朝日アマ名人戦第2局の再現か

 △7三銀のあと▲4七銀△8四銀▲3八飛と進むと今年5月に行われた朝日アマ名人戦三番勝負の第2局と似た進行になる。

 この時は挑戦者の吉田アマが後手番で四間飛車。先手は天野高志アマで急戦棒銀だった。

 先後逆なので1手違うが、本局は先手の矢倉六段がいったん中飛車に振っているので、袖飛車にすると2手損になり、手数としては同じになる。

 吉田アマは当然、この将棋を念頭に置いていただろう。

 矢倉六段は▲3七桂とはねたため、全く違う進行になった。

2005年08月11日 12時05分

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中飛車対棒銀へ

 28手目の△7二飛に対して、矢倉六段は▲5八飛と飛車を5筋に振り直した。一手損になるが、居飛車側の形を決めさせたと主張できる。観戦に来ている杉本昌隆六段は、取材陣の「大山(康晴十五世名人)流の▲7九金はありますか?」との質問に「すぐに△7五歩なら▲7五同歩△同飛に▲7九金かもしれませんね」。名古屋在住の杉本六段は、今日から行なわれているイベントに出演のために来阪しているそうだ。

 32手目、吉田アマが少し考えて△7三銀。初心者にもおなじみの棒銀に出るようだ。

2005年08月11日 11時32分

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四間飛車対急戦

 矢倉六段は振り飛車党。7月28日、本棋戦3回戦の畠山鎮六段戦に勝って「五段昇段後120勝」の六段昇段規定を満たし、六段に昇段した。今月3日に行なわれていた有吉道夫九段−吉田アマ戦も観戦に来ていたが、他の棋士から「これは負けられへんな」とプレッシャーをかけられて苦笑する場面も見られた。過去の本棋戦では2年前の第22回でベスト16入りを果たしている(三浦弘行八段に負け)。

 戦型は矢倉六段の四間飛車に、吉田アマの急戦となった。矢倉六段は▲7八金と手厚く構え、吉田アマは△7二飛と袖飛車に構えた。

2005年08月11日 10時57分

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対局開始

 本日の関西将棋会館では、王将戦二次予選の谷川浩司九段−木村一基七段戦など5局が行なわれる。矢倉六段−吉田アマ戦は「御下段の間」に1局だけの対局となった。吉田アマの活躍が注目されていることもあって、本局はテレビカメラを持ち込んだ取材も行なわれている。他の取材陣も緊張に包まれた。

 3回戦と同じく、福間貴斗初段が記録係を務める。福間初段が矢倉六段の歩を5枚取って振り駒を行なった。高く舞い上がった5枚の駒、歩が3枚出て矢倉六段の先手となった。

2005年08月11日 10時35分

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吉田アマ、本戦出場に挑戦

 第24回朝日オープン将棋選手権予選決勝の矢倉規広六段―吉田正和・朝日アマ名人戦が11日午前10時から、大阪市の関西将棋会館で始まった。

 対プロ戦3連勝中の吉田アマには、朝日オープン史上初のアマチュア棋士本戦進出がかかる。迎える矢倉六段は若手プロの実力派。矢倉六段がプロの貫禄を見せるか、吉田アマが驚異の終盤力を発揮するか、ともに気合の入った注目の一局になりそうだ。

2005年08月11日 10時25分


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