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第24回朝日オープン

 【1月26日 東京・将棋会館】  ▲郷田真隆九段 △山崎隆之六段

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組み合わせ 歴代の決勝結果

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早い終局の後、笑顔の郷田九段

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2手目を指す山崎六段。奥には、瀬川新四段の姿

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初手を指す郷田九段

一局を振り返って

 後手番で一手損角換わりを選択した山崎は、相腰掛銀は面白くないと見て△4二飛〜△8二角の趣向を試みた。局後山崎は、「△8二角は、やってみたかったんですけれど、構想自体、微妙なものがありました」と反省。郷田が自然に指して、作戦勝ちを収めた。

 27手目▲6六銀について郷田は、「いいかどうかはよくわかりませんでした」。山崎が△6四歩と突いておけばまだまだこれからだったが、31手目▲6五銀が実現して先手よしがはっきりした。「あまりめったに見ない筋なんで、うっかりしました」(山崎)。

 本局の敗着は、44手目△6三銀だった。「▲3八角をうっかりしました。指した瞬間に吐きそうになりました」(山崎)。「居玉は避けよ」の格言通り、△4一玉〜△3一玉と辛抱しておけば、苦しいながらもまだまだこれからの将棋だった。

 投了図はまだまだこれからのようだが、局面は大差。△8四角と逃げると、歩切れのため▲4五香が激痛。以下△3一玉▲7三桂成△同角▲4三銀で望みがない。もちろん指し続けることは可能ではあるが、「見るも無惨になるだけです」(山崎)。岩根女流初段の結婚について聞かれると、「今日の昼休みに初めて知りました」と苦笑していた。

(16:10)

*   *   *

まさかの終局

 山崎はいったい、どうしてしまったのだろうか。何か大きな誤算でもあったのか。この急所の局面でもほとんど時間を使わずに手を進めていき、73手目▲8五桂を見てすぐに投了してしまった。

 終了時刻は午後3時8分。

 残り時間は郷田27分。山崎1時間45分。

(15:20)

*   *   *

郷田九段が勝利

 第24回朝日オープン将棋選手権(朝日新聞社主催)の本戦トーナメント、郷田真隆九段−山崎隆之六段戦は26日午後3時8分、郷田九段が73手までで山崎六段を破った。

(15:20)

*   *   *

激戦開始

 山崎は11分考えて、△4五同飛と銀を取る。▲7二銀には△6二銀が受けの手筋。検討陣からは、駒損の先手が手を続けるのは難しいのではないかと言われていた順である。しかし技が決まれば、薄い後手陣はあっという間に崩壊してしまいそうでもある。読み勝っているのは、はたしてどちらであろうか。以下はすぐに▲8三角成△7三金と進んだ。

 時刻はまだ、15時を回ったばかりである。残り時間は郷田28分。山崎1時間50分。

(15:10)

*   *   *

ただ捨ての銀

 山崎は△4三飛と浮いて8三の地点に数を足すようなことはせず、プロらしく軽く△7一角とかわす。この打った角がはたらかずに負けてしまっては、何をやっていたのかということになる。▲8三銀不成に△6三銀も継続のかわし。▲7四銀成の瞬間に一手の余裕を得た山崎は△3五歩と銀取りに突き出し、反撃を開始した。

 ▲6三成銀△同金と進んだ後、さて先手はどうするのか。いくらでも時間がほしいところである。本譜、郷田はノータイムで▲4五銀。何も利いていないところに銀を出た。△同飛ならば▲7二銀の痛打が狙いか。

 残り時間は郷田29分。山崎2時間8分。

(14:55)

*   *   *

大決戦間近?

 郷田は▲4五同歩△同飛と進めた後、▲7七桂と跳ねて銀取りを受けた。山崎は△4六歩と抑える。ここで▲3八銀と引けば後手が大きなポイントとなるが、ひるむような郷田ではない。▲3六銀△4二飛▲4八飛と迎撃態勢を整えて、局面は一触即発の状況となった。

 山崎がノータイムで△6三銀と上がったのを見て、郷田は4分で▲3八角と打つ。後手玉の弱点である、角頭の8三の地点を狙った。△7二銀のバックと、▲7四銀の再前進はいずれもノータイム。

 残り時間は郷田36分。山崎2時間16分。

(14:30)

*   *   *

長考VS早指し

 本局の勝者は準々決勝で宮田敦史五段と対戦することが、すでに決まっている。郷田と宮田は、過去に対戦したことはない。山崎と宮田は、山崎1勝、宮田2勝。山崎は昨年度、宮田とC級1組順位戦の急所でぶつかって敗れ、最終的に昇級を逃してしまった。

 郷田の今期成績は28勝16敗(0.636)。一方の山崎は26勝15敗(0.634)。対局数、勝数部門のいずれでも、両者の記録はベスト10に入る。

 郷田は31分考えて、▲8五銀と引いた。消費時間の通計は2時間5分で、残りは早くも55分。

 一方の山崎は7分の小考で△4五歩と合わせる。長考派の郷田とは対照的に、早指しの山崎は全部でまだ31分しか使っていない。▲4五同歩△同飛と進めば「十字飛車」で、後手の4五飛が8五銀に当たることとなる。

(14:03)

*   *   *

再開

 山崎は今期はじめ本棋戦五番勝負で羽生選手権者に挑戦したものの、必勝の将棋を落とすなどして3連敗で敗退した。王者との注目の連戦が、不調の時期と重なってしまったのは残念だった。しかしその後は今期1位タイの15連勝をマークするなど、絶好調時の爆発力はすさまじい。その山崎の連勝記録を更新しようとしているのは、他でもない羽生。王将戦第3局で佐藤棋聖に勝てば、今期最高の16連勝となる。

 13時、対局再開。山崎はすぐに△5四歩と突いて、▲5六角や▲1八角の筋を甘くした。

(13:40)

*   *   *

昼食休憩

 山崎が銀取りに△6四歩と突いたのに対して、郷田は強気に▲7四銀と出る。△8四歩の銀ばさみには、▲5六角の返し技が用意されているわけだ。では山崎はどうするのだろうか? 山崎は6分考え、ここで昼食休憩となった。

 消費時間の通計は郷田1時間34分。山崎24分。(持ち時間各3時間)

 昼食の注文は、両者ともになし。

(12:20)

*   *   *

乱戦ムード

 今日は岩手県一関市において、王将戦七番勝負第3局・羽生善治王将−佐藤康光棋聖戦の1日目の対局がおこなわれている。ここまでは羽生王将2連勝。佐藤棋聖にとっては、早くも正念場である。

 2月からは羽生棋王に森内俊之名人が挑む棋王戦五番勝負が開幕する。郷田はその挑戦者決定戦で森内名人に敗れ、久々のタイトル戦登場はならなかった。しかし大舞台で羽生に挑戦するチャンスは、本棋戦でも残されている。

 山崎の方は一見、これでどうやって手を作るのかという不思議な動き。対して郷田は小考を重ねて守りの銀を▲6六銀〜▲6五銀と前線に進め、局面は乱戦ムードとなった。

(11:58)

*   *   *

慎重な郷田

 今朝の将棋会館の一番の話題は、昨日発表された岩根忍女流初段(24歳)とNHKの泉浩司アナウンサー(34歳)との結婚。「寝耳に水」という関係者がほとんどで、大げさに言えば棋界に衝撃が走った。この件については岩根初段とも親しい山崎に、局後感想を聞いてみたい。昨年丸山忠久九段が元ミス日本の経歴を持つ方と結婚したとき、山崎は「えっ? そんなうらやまし過ぎることがあっていいんですか?」とコメントしていた。

 郷田は21分考えて▲4七銀と上がった。郷田はあくまで慎重である。山崎は△7二銀と上がって6三の地点を補強した後で、早くも△4五歩▲同歩△同飛と動いた。ここまでの消費時間は郷田52分。山崎10分。

(11:40)

*   *   *

山崎の趣向

 両者のこれまでの対戦成績は、郷田2勝、山崎1勝。序盤の棋風は郷田がオーソドックスな定跡形が多いのに対して、山崎は変幻自在。昨年度NHK杯準決勝では、やはり後手番だった山崎は角換わり向かい飛車を採用している。じっくり穴熊に組んだ郷田が勝勢を築いたが、大逆転で山崎が勝ち上がり、NHK杯初優勝へとつながった。

 本局でも山崎は体系化された相腰掛銀などにはせず、△4二飛と四間飛車に振った。さらに△8二角はあまり見たことがない角打ち。山崎が序盤から趣向を見せ、郷田は座り直して考え始めた。

(11:13)

*   *   *

対局開始

 本局がおこなわれるのは東京・将棋会館4階の高雄の間。隣りには竜王戦2組1回戦の高橋道雄九段−久保利明八段戦が配されている。奥の棋峰の間では話題の瀬川晶司新四段が王将戦予選1回戦で沼春雄六段と対戦する。

 定刻10時前、両者は早めに席に着いて、駒を並べ終える。記録係の戸辺誠三段(19歳、加瀬純一六段門下)が郷田側の歩を5枚取って振り駒をした結果、「歩」が3枚、「と」が2枚出て郷田の先手と決まった。

 郷田の初手は▲7六歩。山崎も2手目△3四歩と応じて、両者角道を開け合うオープニングとなった。6手目△8八角成まで、両者の指し手はノータイム。山崎の作戦は得意の「一手損角換わり」だった。

(10:45)

*   *   *

先手は郷田九段

 第24回朝日オープン将棋選手権の郷田九段―山崎隆之六段戦が、午前10時、東京・千駄ヶ谷の将棋会館で始まった。振り駒の結果、郷田九段が先手となった。

 郷田九段は東京都出身の34歳。これまでに棋聖や王位のタイトルを獲得した実力者だ。1回戦では同門の森九段を破って勝ち上がってきた。

 一方の山崎六段は広島県出身の24歳。昨年の第23回朝日オープンでは本戦トーナメントを制し、羽生善治選手権者に挑戦したが、3連敗で涙を飲んだ。

(10:35)

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