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第24回朝日オープン

 【1月27日 東京・将棋会館】  ▲森下卓 九段  対  △畠山成幸 七段

別ウインドウで開きます指し手再現 | 使い方組み合わせ

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ベスト8に勝ち上がった森下九段

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2手目を指す畠山七段

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初手を指す前、気合を高める森下九段

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手前が渡辺−藤井、奥が森下−畠山成

おそるべし、居飛車穴熊

 振り返ってみれば、居飛車穴熊の強度がまたもや証明されたという一局であろうか。畠山は局後、「仕掛けた後は、ずっと一手足りないかと思っていました」。「駒得は裏切らない」という名語録を持つ森下も、47手目▲5五歩と突いたあたりでは桂損ながら、「少しいけるんじゃないかと思っていました」。

 敗着は71手目▲5三歩に対して△同金と応じた手。▲6二金とはりつかれて、薄い美濃玉は受けが難しくなった。代わりに△5一金と引いておけば、まだ熱戦は続いていたようだ。

(19:25)

*   *   *

森下、手堅く勝ち上がる

 森下は堅い陣形をいかして、危なげのない終盤戦。畠山も必死で粘るが、森下の冷徹な指し回しの前についに力尽き、103手目▲3四同馬を見て投了した。

 終了時刻は17時34分。残り時間は森下5分。畠山6分。

 ベスト8に進出した森下は、準々決勝で谷川浩司九段と対戦する。

(17:45)

*   *   *

居飛車穴熊の強み

 59手目▲7八銀の時点で、残り時間は森下31分。畠山43分。控え室のある若手棋士は「普通に考えれば振り飛車が駒得でいいんでしょうけれど…」。しかしここから勝ちきることの大変さは、プロならば誰しもが知っている。

 畠山はしばらく考えた末、△6五角と打った。森下の▲5五香には△7六桂。あの堅い穴熊を相手にまわして、決断の攻め合いである。

 66手目△5一金引の時点で、残り時間は森下24分。畠山20分。控え室の検討陣は、現在では玉の堅い居飛車持ち。振り飛車党にとっては、少し見るのがつらい展開となったか。

(16:55)

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駒柱

 54手目△5七桂不成はスピード重視の突っ込み。この時点で残り時間は森下55分。畠山43分。

 森下はしばらく考えて、▲6八金直とあたりをかわした。畠山は穴熊陣の2枚の金の結びつきが弱くなったのを見て、△8五香と浴びせかける。この瞬間、8筋に駒柱が立った。

 森下は▲6四角△同歩と切って捨てた後、じっと▲7八銀。手にしたばかりの銀を埋めて、いかにも穴熊らしい指し回しだ。振り飛車からの攻めが一段落すれば、ゆっくり確実に反撃すればよいという思想である。

 時刻は16時を過ぎた。熱戦はまだまだ続きそうだ。

(16:15)

*   *   *

駒得VS穴熊

 51手目、森下は19分考えて▲7七銀と引いた。この時点で残り時間は森下57分。畠山58分。

 駒割は畠山が桂得。その得した桂はもう8四に置かれており、いずれ大きくはたらきそうである。では畠山がいいのかといえば、それは難しい。玉形は穴熊の森下の方が堅い。また急所の5筋からいずれ着実で厳しい攻めがきそうである。

 畠山は△4五桂。逃げた桂馬をさらに跳ね出し、攻め駒をもう一枚増やした。対して森下の▲5四歩も大きな取り込み。いよいよここからが、本局の山場となりそうだ。

(15:45)

*   *   *

畠山、仕掛ける

 畠山は地元大阪で英会話カフェを経営する、異色の棋士。棋士のブログといえば渡辺が有名だが、畠山のブログもそれに優るとも劣らないほどに面白く、才人ぶりの一端を垣間見せている。

 畠山は対局再開後、すぐに△1五角と出る。居飛車が▲1六歩と端を受けない場合、振り飛車がここに角を出てポイントをあげる例はよくある。以下▲1六飛△1四歩▲6九金右と進んで、しばらく畠山の手が止まっていた。

 畠山は43分考えて、△3六歩と仕掛けた。大さばきである。相手は穴熊だけに、決断の仕掛けと言えそうだ。以下は飛車交換の後、互いに敵陣に飛車を打ち込む。44手目△3三桂と逃げるのは細かいところ。無造作に桂香を取り合うのでは、ポイントは稼げない。

(14:20)

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昼食休憩

 森下は21分考えて▲5九金と寄せた。対して畠山は20分を使い、ここで昼食休憩。  消費時間の通計は森下54分。畠山1時間1分。(持ち時間各3時間)

 昼食の注文は、森下は大もりそば。関西から遠征中の畠山は、注文なしだった。

(12:25)

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森下は居飛車穴熊

 森下と畠山は過去に4度対戦して、森下の4連勝。2000年度NHK杯2回戦で森下が序盤で大失着を指しながら、辛抱に辛抱を重ねて逆転勝ちした一局が有名であろうか。理事職の激務に追われて研究もままならない森下ではあるが、粘り強い指し回しは健在。先日放映されたNHK杯3回戦の対久保利明八段戦でも驚くような大逆転勝ちを見せて、世間をあっと言わせた。

 森下の対振り飛車戦の強さは定評がある。本局、畠山の三間飛車に対して、森下は居飛車穴熊を採用した。32手目、畠山が△3四飛と石田流に構えた時点で、消費時間は森下33分。畠山44分。ここで森下の手が止まっている。

(12:00)

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畠山の作戦は三間飛車

 本局の記録係は女流育成会に所属する三澤多恵子さん(20歳、中井広恵女流六段門下)。女流棋士を目指す三澤さんは、電車で山梨から東京の将棋会館に通い、毎日のように記録を取っている。その隣りには、今期から育成会に入会した飯野愛さん。記録係としての研修のため、三澤さんの隣りに座って勉強をしているようだ。

 定刻10時、対局開始。隣りの▲藤井−△渡辺戦は、藤井の四間飛車。本局は畠山が三間に振って、振り飛車2局が並んで指されることとなった。

(11:00)

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先手は森下九段

 第24回朝日オープン将棋選手権の森下卓九段−畠山成幸七段が、午前10時、東京・千駄ヶ谷の将棋会館で始まった。振り駒の結果、森下九段が先手となった。

(10:15)

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