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< 第24回朝日オープン将棋選手権本戦第16局 >
  先手 ▲佐藤康光 棋聖     対   後手 △佐藤紳哉 五段
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57〜71手


▲7七桂1 
△8七歩成
▲8五桂  
△8八と
▲7一飛19
△5一歩
▲8一飛成 
△4七角
▲5九玉  
△3六角成2
▲3八飛  
△2七馬2
▲4八飛  
△7八と1
▲8七金3

△8五飛まで

棋譜

指了図・▲8七金

棋譜

熱い男

 若手の佐藤五段が8筋を勢いよく攻めて、図の局面を迎えた。中盤の勝負どころだ。 佐藤棋聖は、わずか1分で▲7七桂とはねた。当然のように見えて疑問手。ここは冷静に▲7八玉が勝った。感想戦で解説の加藤九段が指摘し、棋聖も同意した。

 ▲7八玉には△7五歩▲7七桂△8七歩成▲同金△同飛成▲同玉△8六歩▲同玉△7六歩▲7五歩△7七歩成▲同玉以下後手の厳しい攻めが続く。しかし、攻めきれるかどうかは微妙だ。棋聖の胸中に受ける順はまったくなかった。「緻密(ちみつ)流」と呼ばれる一方、「私は熱くなりやすい」という。その一面がにじみ出たようだ。

 飛、角を取り合ったあと棋聖は▲7一飛と王手に先着したが、△5一歩がぴったりの受けで、攻めは続かない。

 一方、佐藤五段の攻めは、と金と馬の挟み撃ちで切れる心配がない。

 棋聖は△4七角に▲5八桂合いが利くと思い込んでいた。しかし、それには△9七角成と質駒の金を取られ、△3六角成〜△3七馬の詰めろ飛車取りが受けにくい。

 質を避けた▲8七金は(指了図)は悲壮ながんばり。 (佐々木賢介) [次の譜へ]

2006年05月26日


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