< 第24回朝日オープン将棋選手権予選第15局 >
▲北島忠雄 六段
対
△泉正樹 七段
指し手再現 | 使い方
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25〜49手
▲7六歩3 △3三桂5
▲5五角13 △同 飛
▲6八銀 △9五歩17
▲同 歩8 △9六歩
▲7七角6 △5四飛8
▲5八玉18 △7四歩8
▲6六歩5 △7五歩1
▲同 歩 △7三銀8
▲6七銀7 △8四銀2
▲5六歩4 △7三桂8
▲6八角3 △9五銀9
▲4六角 △6二金
▲3六歩3
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△5五角まで
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指了図・▲3六歩
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泉流の棒銀対策
北島六段は、依田有司六段と田中寅彦九段を破り、泉七段は村中秀史四段と菊地常夫七段に勝って本局を迎えた。
泉は、持ち前の元気さと明るさから「野獣」の愛称で親しまれている。アマ強豪や奨励会員を加えた将棋の研究会“野獣研”は10年以上も続き、貴重なアマ・プロ交流の場となっている。
先手の棒銀戦法は飛車と銀の連係で2筋突破をねらう急戦策。泉の棒銀対策は攻めのスピードと広がりでその上を行こうという超積極策だ。角交換で5筋に移った飛車をそのままに、端に手をつける。△9六歩を▲同香と取れば△7四角で香得が決まる。取らなければ次に△9五飛で“制空権”は後手のものだ。
北島はやむをえず、▲7七角と、取ったばかりの角を手放す。当面は端を守るだけというつらい角打ちだ。解説の加藤一二三・九段は「序盤早々先手に守りの角を打たせ、後手に不満はないはず」と、泉の珍しい棒銀対策を評価した。
北島は角の活用に苦心する。
(佐々木賢介)
[次の譜へ]
2005年12月24日
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