ここから本文エリア現在位置asahi.comトップ > 将棋 > 朝日オープン記事

< 第25回朝日オープン将棋選手権 開幕戦 >

  6月3日 東京将棋会館・関西将棋会館

アマプロ戦 フォトギャラリー

展望 | 組み合わせ | アマ対プロ成績

アマプロ戦対局 棋譜再生一覧
[東京対局]
▲加藤幸男アマ 別ウインドウで開きます127手 △遠山雄亮四段
△清水上徹アマ 別ウインドウで開きます120手 ▲村中秀史四段
▲鈴木貴幸アマ 別ウインドウで開きます92手 △瀬川晶司四段
▲島達郎アマ 別ウインドウで開きます124手 △広瀬章人四段
▲城間春樹アマ 別ウインドウで開きます117手 △佐藤和俊四段
▲武田俊平アマ 別ウインドウで開きます166手 △中村亮介四段
△桐山隆アマ 別ウインドウで開きます129手 ▲中村太地四段
▲天野高志アマ 別ウインドウで開きます114手 △高崎一生四段
[大阪対局]
△山本伸一郎アマ 別ウインドウで開きます129手 ▲糸谷哲郎四段
▲近村一輝アマ 別ウインドウで開きます104手 △阪口悟四段
画像

最後に勝ったのは中村亮四段。結果は3年連続でプロ7勝、アマ3勝となった

画像

中村太地四段はプロデビュー後初勝利

画像

城間アマは本棋戦初出場で初勝利

画像

エースの清水上さんが勝ってアマ2勝目

画像

広瀬四段は苦戦を跳ね返して逆転勝ち

画像

近村一輝アマとの対局に勝った阪口悟四段

画像

加藤朝日アマ名人は完勝

画像

山本伸一郎アマとの対局に勝った糸谷哲郎四段

画像

瀬川四段は昨年と立場がかわり、アマチュアのストッパーの役目を果たした

画像

最初に勝ち名乗りをあげたのは高崎四段(左)

画像

10局見て回るのに忙しい検討陣

画像

渡辺竜王(右)は大阪で対局中の糸谷四段に注目

画像

関西将棋会館の棋士室にも10面の継ぎ盤が並べられ、大勢の関係者が検討し ている

画像

東京の控え室には10面の継ぎ盤

画像

特別対局室。手前から佐藤和四段−城間アマ、中村亮四段−武田アマ

画像

対局前、落ちつかない様子の糸谷四段

画像

近村一輝アマ(左)と阪口悟四段(右)

画像

山本伸一郎アマ(左)と糸谷哲郎四段(右)

画像

高崎一生四段(左)天野高志アマ(右)

画像

中村太地四段(左)と桐山隆アマ(右)

画像

武田俊平アマ(左)と中村亮介四段(右)

画像

佐藤和俊四段(左)と城間春樹アマ(右)

画像

広瀬章人四段(左)と島達郎アマ(右)

画像

鈴木貴幸アマ(左)と瀬川晶司四段(右)

画像

清水上徹アマ(左)と村中秀史四段(右)

画像

加藤幸男アマ(左)と遠山雄亮四段(右)

渡辺竜王講評

 「3年連続で同じ星取りとなったということは、それだけの力関係ということですね。プロが圧倒的に勝つという時代ではないわけです。僕も四段のときがありましたけれど、そのときの力で今日出ているアマチュアの人たちに圧倒的に勝てと言われても無理ですからね(笑)。実際(金内辰明アマを相手に)必敗になりましたし。

 今日印象に残ったのは加藤幸男さんが(67手目)▲4七銀から5筋の歩を伸ばしていった構想ですね。完全にプロ並みの発想でした。

 糸谷四段は大物と言われているので圧倒的に勝つと思われていたんですが、実際には負け将棋でした。まあ、勝つには勝ったんですが、まだちょっと(笑)。まだ評価を定める段階ではないかなと思いました」(渡辺竜王談)

2006年06月03日 18時50分

◇   ◇   ◇

1回戦の結果と2回戦の予告

 最後に残った中村亮四段−武田アマ戦が終わった後、武田アマは記者に「どうだったんですか?」と尋ねた。本日おこなわれた朝日オープン1回戦・アマプロ戦の結果は以下の通り(かっこ内は終了時刻)。

高崎一生四段○−●天野高志アマ(16時11分)、遠山雄亮四段●−○加藤幸男アマ(16時44分)、糸谷哲郎四段○−●山本伸一郎アマ(16時49分)、広瀬章人四段○−●島 達郎アマ(17時00分)、瀬川晶司四段○−●鈴木貴幸アマ(17時02分)阪口 悟四段○−●近村一輝アマ(17時07分)、村中秀史四段●−○清水上徹アマ(17時54分)、佐藤和俊四段●−○城間春樹アマ(17時59分)、中村太地四段○−●桐山 隆アマ(18時06分)、中村亮介四段○−●武田俊平アマ(18時23分)

 また2回戦に進出したアマの対戦カードは以下の通り。

森下 卓九段 − 清水上徹アマ、中田宏樹八段 − 城間春樹アマ、佐藤秀司六段 − 加藤幸男アマ

2006年06月03日 18時58分

◇   ◇   ◇

 

 

【東京】 3年連続でプロ7勝−アマ3勝

 ▲武田アマ−△中村亮四段戦は18時23分、166手で中村亮介四段の勝ちとなった。残り時間は武田1分。中村2分。

 10局を終えての対戦成績は、プロ7勝、アマ3勝。3年連続で同じ星取りとなった。

2006年06月03日 18時36分

◇   ◇   ◇

 

【東京】 残るは1局

 ▲中村太四段−△桐山アマ戦は18時6分、129手で中村太地四段の勝ちとなった。残り時間は両者ともに1分。

 東西合わせて9局が終わり、残るは▲武田アマ−△中村亮四段戦だけとなった。

2006年06月03日 18時21分

◇   ◇   ◇

 

【東京】 城間勝ってアマ3勝目

 ▲城間アマ−△佐藤和四段戦は17時59分、117手で城間アマの勝ちとなった。残り時間は城間6分。佐藤1分。この時点でアマチュア側は昨年に並ぶ3勝目をあげた。

2006年06月03日 18時10分

◇   ◇   ◇

 

【東京】 清水上勝ってアマ2勝目

 ▲村中−△清水上戦は17時54分、120手で清水上アマの勝ちとなった。残り時間は村中1分。清水上9分。清水上アマはトップアマの実力を示し、この時点でプロ5勝、アマ2勝となった。

2006年06月03日 18時03分

◇   ◇   ◇

 

【東京】 相次いでプロ勝ち名乗り

 ▲島−△広瀬戦は17時0分、124手で広瀬四段の勝ち。残り時間は島6分。広瀬40分。途中優勢と見られた島アマにとっては惜しい敗戦だった。

 ▲鈴木−△瀬川戦は17時2分、92手で瀬川四段の勝ち。残り時間は鈴木1分。瀬川35分。瀬川四段がプロの強さを示した格好となった。

2006年06月03日 17時22分

◇   ◇   ◇

 

【関西】 糸谷四段、阪口四段が相次いで勝利

 大阪の▲糸谷四段−△山本アマ戦は16時49分、129手で糸谷四段の勝ちとなった。消費時間は▲糸谷2時間17分、△山本2時間39分。

 また、▲近村アマ−△阪口四段は17時7分、104手で阪口四段の勝ちとなった。消費時間は▲近村2時間45分、△阪口2時間37分。

 関西は2局ともプロの勝利で終わった。

2006年06月03日 17時17分

◇   ◇   ◇

 

【東京】 アマ、1勝を返す

 ▲加藤アマ−△遠山四段戦は16時44分、127手で加藤アマの勝ちとなった。残り時間は加藤54分。遠山17分。加藤アマは貫禄すら感じさせる指し回しで、アマ側に1勝をもたらした。

2006年06月03日 17時01分

◇   ◇   ◇

 

【関西】 終局間近

 ▲糸谷−△山本戦、113手目▲3二金以下、後手玉は即詰みであることが棋士室の検討陣が発見した。終局間近のようだ。

2006年06月03日 16時41分

◇   ◇   ◇

 

【関西】 逆転、また逆転

 ▲糸谷−△山本戦、104手目△7六香では△8四香でやはり後手勝ちだったようだ。本譜は△7六香に▲9七玉と上がり「これは逆転したんじゃないですか。7六香が働きません」(ある棋士)。ところが△8九銀成に▲7二角△5五飛▲同金に△7七角と打たれ、再び先手玉は危なくなった。▲7二角では▲8六玉が優ったようだ。「これは後手玉が詰みと錯覚したんじゃないですか」。△7七角に▲5四角成△4一玉▲7一飛△5一歩▲3一金△同玉▲5一飛成△4一金打▲3二歩△同金寄▲同馬△同玉▲4三金△3一玉に▲3二歩が打歩詰で打てない。モニターには大きく揺れる糸谷四段の頭が映っている。

 やがて糸谷四段は113手目▲3二金と詰ましにいった。いよいよ最終盤である。

2006年06月03日 16時34分

◇   ◇   ◇

 

【東京】 プロまず1勝

 10局のうち最初に終わったのは▲天野アマ−△高崎四段戦。16時11分、114手で高崎四段の勝ちとなった。残り時間は天野1時間25分。高崎10分。

2006年06月03日 16時26分

◇   ◇   ◇

 

【関西】 山本アマ優勢

 「これはピンチだ」「いや大丈夫」と棋士室の検討陣も戸惑う糸谷四段のぎりぎりの指し回しだったが、ついに「これは糸谷君、負けてしまったのではないか」という声が上がった。102手目△7八銀打に(1)▲7七金は△7六香がある。本譜は長考の末(2)▲6六金だったが、△8六香と打たれると受けが難しい。

2006年06月03日 16時06分

◇   ◇   ◇

 

【東京】 加藤アマ勝勢

 そろそろ16時。形勢も次第にはっきりしてきた。対局室をのぞいてきたある奨励会員によると、プロが全員苦しそうな顔をしているという。▲加藤アマ−△遠山四段戦は加藤アマ勝勢との評判。▲島アマ−△広瀬四段戦も島アマが大幅にリードをしている。

2006年06月03日 16時05分

◇   ◇   ◇

 

【関西】 残り時間わずか

 関西で行なわれている対局の消費時間は以下の通り。(持ち時間各3時間)

 ▲糸谷四段−△山本アマ戦(102手目△7八銀打まで) 糸谷四段1時間39分、山本アマ2時間19分。

 ▲近村アマ−△阪口四段戦(67手目▲5五同銀まで) 近村アマ2時間10分、△阪口四段2時間8分。

2006年06月03日 15時49分

◇   ◇   ◇

 

【関西】 「早すぎる」か、「絶妙のタイミング」か

 関西で最も検討されているのは▲糸谷四段−△山本アマ戦。進行が早く、目が離せない戦いに入っている。87手目▲1五香と走った手について、「さすがに早すぎるんじゃないか」「雑やなぁ」と先輩棋士達の酷評が聞こえてきた。92手目△6九銀〜△4九角と攻められた局面、先手陣はかなり気味が悪い。ところが後手が駒を渡しすぎると、▲1四桂と打って後手玉が一気に寄る筋がある。97手目▲6七同金の局面まで進んでみると、先ほどの▲1五香は「絶妙のタイミングだった」と評価が変わってきた。

 関西のもう1局、▲近村アマ−△阪口四段戦は△5五歩(66手目)を見た近村アマの手がぴたりと止まった。関西の検討陣はプロ優勢で意見が一致。30分が経過した頃。近村アマは意を決したように▲5五同銀と歩を取った。

2006年06月03日 15時46分

◇   ◇   ◇

 

【東京】 引き続きアマ健闘中

 ▲城間アマ−△佐藤和四段戦、両者は奨励会で切磋琢磨した間柄。互いに手の内は知り尽くしている。戦形は佐藤四段の四間飛車に対して、城間アマは居飛車穴熊。56手目△5三銀まで、居飛車側の城間アマにとっては不満のない布陣となった。振り飛車党のある若手棋士によれば「居飛車が丸山先生(忠久九段)だったらとても勝てる気がしません」。

 ▲武田アマ−△中村亮四段戦は相振り飛車。46手目△5四金の局面は武田アマにチャンスが訪れたのではないかと検討されている。▲4三角と打ち込んだとき、後手は対応が難しいのではないか。

 控え室で東京の8局を検討中のある棋士からは、「プロが勝てそうな将棋がまだ一局もありません」と弱気な発言が出た。

2006年06月03日 15時39分

◇   ◇   ◇

 

【関西】 阪口四段優勢か

 関西で指されている▲近村アマ−△阪口四段戦はプロが優勢になったようだ。近村アマは△3七歩を(1)▲同桂と取ったほうが優ったかもしれない。本譜は(2)▲4六飛△3八歩成▲2四歩△5五歩と進行。以下▲5五同銀ならば、△4五桂▲5六銀△8四角。こう進めば後手からは△2九成桂、△3五飛などの手段があり、後手が捌け形となる。

 関西将棋会館では、午後3時から安用寺孝功五段と村田智弘四段による大盤解説会が行なわれている。両者とも過去にアマプロ戦の経験がある「卒業生」だ。

2006年06月03日 15時18分

◇   ◇   ◇

 

【東京】 東京でも注目の糸谷四段

 大阪で「糸谷四段ピンチか?」との声が上がっていた頃、東京で観戦中の渡辺竜王も同じ言葉を発していた。大器と評判の糸谷四段にとっては、デビュー間もないとはいえ勝負どころ。渡辺竜王もデビュー直後、金内辰明四段と対戦して必敗の形勢に追い込まれ、辛くも持将棋で逃げ切った経験がある。

 高崎四段は天野アマを相手に苦戦中。そっぽに離れてしまった金が痛い。

2006年06月03日 14時59分

◇   ◇   ◇

 

【東京】 アマ健闘?

 14時を過ぎ、現在はどの局も中盤戦たけなわ。▲中村太−△桐山戦、中村四段は三間飛車から向かい飛車に振り直して速攻の構えを見せたが、桐山さんが落ち着いて対応し結局持久戦になった。桐山さんが作戦勝ちを収めた可能性は高い。全体的に見てアマチュア側がうまく指しているようだ。

 ただし渡辺竜王の見立ては「まだまだどこもこれからですね。やはりアマ3勝という線でしょうか」

2006年06月03日 14時31分

◇   ◇   ◇

 

【関西】 アマ攻勢

 ▲糸谷四段−△山本アマ戦、64手目に(1)△3一角と引くは▲7四歩△6四歩▲同銀△同角▲6五銀△3一角▲6四歩が予想手順。本譜の(2)△7五角には驚きの声があがったが、検討を進めるうちに「糸谷君、危ないかも」という声が聞かれるようになった。以下、▲7五同銀△同歩と進んで攻めが続く恰好だ。後手は銀を入手すれば△5六銀や△7六銀が厳しい狙いとなる。

 ▲近村アマ−△阪口四段戦も52手目△2四歩でついに駒がぶつかった。こちらは▲6五歩△同歩▲6四歩△同金▲9七角という変化が検討されていた。いよいよ本格的な戦いが始まる。

2006年06月03日 14時28分

◇   ◇   ◇

 

【東京】 盛り上がる控え室

 昼食休憩が終わり、控え室の人口密度が次第に高くなってきた。10面用意された継ぎ盤を囲んでいるのは中原誠永世十段、小野修一八段、石川陽生六段、豊川孝弘六段、千葉幸生五段、上野裕和四段、早水千紗女流二段など。検討も次第に盛り上がってきた。

 早水女流二段に「応援している人はいますか?」と問うと、即座に「天野さんです」との答え。かつて指したことがあるからだそうだ。▲天野アマ−△高崎四段戦、高崎四段の中飛車に対して天野さんは十八番の棒銀に出る。高崎四段も手厚く構え、ねじり合いの中盤戦だ。

 現在三段リーグでトップ争いをしている戸辺誠三段は、同じ加瀬純一六段門下で兄弟子の遠山雄亮四段の応援。ただし35手目▲7五歩の局面を見て「中飛車側の5筋の歩が切れていないですね。居飛車の加藤さんのペースだと思います」。

2006年06月03日 14時01分

◇   ◇   ◇

 

【関西】 糸谷四段、仕掛ける

 関西で行なわれている▲近村アマ−△阪口四段は駒組みが続いている。一方、▲糸谷四段−△山本アマ戦は57手目▲7五歩と糸谷四段が仕掛けた。▲7五歩に(1)△同歩は▲7四歩△同銀▲9一角成△6四歩▲8一馬と桂得し、△6五歩には▲5七銀で先手が指せそうだ。本譜は(2)△6四歩。「まあ、これが筋というものですよね」と棋士室の検討陣も予想していた順だ。(2)△6四歩以下の一例は、▲6四同歩△同銀▲6五歩△7五銀▲9一角成。▲6四同歩に△同角は▲5五歩がありそうだ。

2006年06月03日 13時49分

◇   ◇   ◇

 

【東京】 アマ棋界の双璧、加藤・清水上

 今年3月におこなわれた朝日アマ名人戦、決勝戦のカードは加藤幸男−清水上徹戦だった。現在この両者をアマ棋界の双璧と見る向きも多い。瀬川新四段に続いてもしアマからのプロ入りが実現するとすれば、両者のうちのいずれかとなる可能性は高い。振り飛車党の清水上さんは居飛車正統派の村中秀史四段と対戦。今年4月の五番勝負第1局▲羽生選手権者−△藤井九段戦でも現れた藤井システム最新形の中盤戦となっている。44手目△8四角まで、名人戦第4局▲森内名人−△谷川九段戦まで同一の進行。ここで昼食休憩に入った。

 昼休み、控え室には渡辺明竜王が訪れていた。大阪でおこなわれている▲糸谷四段−△山本アマ戦を見て「うーん、糸谷四段の迫力に押されましたか、山本アマはちょっと消極的ですね。しかしまだまだこれからです」。

2006年06月03日 13時36分

◇   ◇   ◇

 

【関西】 昼食休憩

 関西将棋会館で行われている対局は12時10分、一斉に昼食休憩に入った。

 ▲近村アマ−△阪口四段戦は43手目▲4五同銀まで。消費時間は▲近村アマ36分、△阪口四段1時間14分。

 ▲糸谷四段−△山本アマ戦は54手目△6二飛まで。消費時間は▲糸谷四段28分、△山本アマ1時間15分。

 対局は午後1時に再開される。

2006年06月03日 12時31分

◇   ◇   ◇

 

【関西】 独特な棋風

 ▲糸谷−△山本戦は矢倉模様。糸谷四段の金銀が盛り上がって行くのに対し、山本アマは時間を使っての対応に追われている。棋士室を訪れている、あるアマ強豪は「山本さんはこの将棋の先手を持って指すのは得意ですけれども、後手を持つのは苦手かもしれません」と話していた。山本アマの方針が消極的ではないかとも言われているが、どうやら9筋からの開戦も視野に入れているようだ。ただ、すぐには仕掛けづらいようで、51手目▲9六歩に△8四銀▲1五歩△9五歩と戦いを始めるのは、▲9五同歩△同銀▲9三歩△同飛▲8二角成でなかなかうまくいかないようだ。山崎六段は「山本さんは△9二飛(36手目)の代わりに△4五歩と突くなど、他に手段があったと思います。でも本譜も先手が指しやすいとは思えませんね。▲6六銀(33手目)では▲3八飛が普通だと思います」と話している。糸谷四段は奨励会時代から独特な将棋を指すことで知られており、山本アマも苦心している様子が伺える。

 本局の記録係は杉下裕治初段(18歳、福崎文吾九段門下)。

2006年06月03日 11時59分

◇   ◇   ◇

 

【関西】 阪口四段の三間飛車

 近村アマは西地区支部名人の実績で日本将棋連盟からの推薦出場となった。阪口四段は2回目のアマプロ戦で、昨年は吉田正和・現二段(当時朝日アマ名人)に敗れている。

 両者早い時間に揃い、5分前には駒が並べられていた。振り駒の結果、と金が3枚出て近村アマの先手と決まった。近村アマは「もう指していいんですか?」と記録係に尋ね、阪口四段に「10時からです」と教えられると申し訳なさそうな表情を見せた。

 中飛車党として知られる阪口四段だが、本局は三間飛車を採用した。近村アマの作戦は急戦含み。阪口四段が26手目に△5四銀と上がると、近村アマは▲6六銀〜▲5五歩と反発し、▲6五銀と出た。阪口四段は長考の末、△4二角と引いている。

 本局の記録係は折田翔吾3級(16歳、森安正幸六段門下)。

2006年06月03日 11時10分

◇   ◇   ◇

 

【関西】 広島在住の高校生、糸谷四段

 関西の対局者で最も早く将棋会館に到着したのは高校生の糸谷哲郎四段。今年4月にプロになったばかり糸谷四段は広島県在住で、今朝5時半に自宅を出発したそうだ。対局前に訪れた棋士室では「東京で対局があるときは泊まりますが、大阪のときは当日に来ています」と慣れた様子を伺わせた。

 ところが対局室に入ると一転、落ち着かない様子。年長者のアマ相手に上座に座ることをためらっているのだろうか。山本アマが姿を見せ、担当記者に座るように促されるまで所在なさげに歩き回っていた。

 振り駒の結果、歩が3枚出て糸谷四段の先手。かなり早いペースで進み、あっという間に矢倉模様に進んだ。棋士室には山崎隆之六段が姿を見せた。糸谷四段とは同門(森信雄六段門下)、同郷の山崎六段は「彼は矢倉よりも角換わりを好みますけどね」と不思議そうに局面を眺めていた。

2006年06月03日 10時59分

◇   ◇   ◇

 

【東京】 瀬川四段、今年はプロとして参加

 今回参加の新四段でもっとも注目されるのは瀬川晶司四段であろうか。昨年はアマ代表として参加し、片上大輔四段と対戦している。その後はプロ編入試験に合格し、今年は立場が180度逆転しての参加となった。

 対する鈴木貴幸アマは全国屈指の激戦区神奈川県で活躍する強豪。両者は過去にアマ大会で何度も対戦した。今日の戦形は鈴木さんが四間飛車に振り、相穴熊となっている。

 学生将棋出身者が目立つアマ代表の中で、立命館大出身者は加藤幸男さん、武田俊平さん、近村一輝さんの3人。いずれも学生全国タイトルを獲得した元学生棋界のスターだ。現役朝日アマ名人である加藤さんは遠山雄亮四段と対戦。遠山四段のごきげん中飛車に対して、加藤さんは角交換の作戦。遠山四段の12手目△7二金は最近指され始めた新手法である。

2006年06月03日 10時48分

◇   ◇   ◇

 

【東京】 東京の部屋割と先後

 東京8局の部屋割と先後は以下の通り。

【特別対局室】△佐藤和俊四段−▲城間春樹アマ、△中村亮介四段−▲武田俊平アマ

【高雄】▲村中秀史四段−△清水上徹アマ、△広瀬章人四段−▲島 達郎アマ

【雲鶴】△高崎一生四段−▲天野高志アマ、△遠山雄亮四段−▲加藤幸男アマ

【棋峰】△瀬川晶司四段−▲鈴木貴幸アマ、▲中村太地四段−△桐山 隆アマ

2006年06月03日 10時32分

◇   ◇   ◇

 

【関西】 対局開始

 関西将棋会館で行われるのは阪口悟四段−近村一輝アマ戦、糸谷哲郎四段−山本伸一郎アマ戦の2局。阪口−近村戦は御上段の間、糸谷−山本戦は御下段の間で行なわれる。

 振り駒の結果、阪口−近村戦はと金が3枚出て近村アマの先手、糸谷−山本戦は歩が3枚出て糸谷四段の先手と決まり、どちらも定刻に対局が開始された。

2006年06月03日 10時27分

◇   ◇   ◇

 

【東京】【関西】 プロアマ10局対決、同時に開始

 羽生善治選手権者への挑戦権を争う第25回朝日オープン将棋選手権(朝日新聞社主催)が3日午前10時、東西の将棋会館で開幕し、アマチュアの代表と若手プロ棋士各10人による対局が始まった。

 昨年はプロの7勝3敗。今年もプロが貫禄を示すか、アマ側が巻き返しを図るか。持ち時間は3時間。夕方までには勝敗が決まる。

2006年06月03日 10時20分

◇   ◇   ◇

 

【東京】【関西】 朝日オープン将棋選手権、3日に「アマプロ戦」で開幕

 第25回朝日オープン将棋選手権(朝日新聞社主催)が3日、アマチュアの代表10人とプロ棋士10人が対決する「アマプロ戦」で開幕する。東京、大阪の両将棋会館で午前10時から一斉に行われ、夕方に決着する見込み。

 持ち時間は各3時間。一昨年と昨年はプロが7勝3敗と面目を保った。指し手の速報は「アサヒ・コム」の将棋のページで。大盤解説会は東京・千駄ケ谷の将棋会館で3日午後3時半、大阪市福島区の関西将棋会館で同午後3時から開かれる。両会場とも有料。

2006年06月02日

◇   ◇   ◇


この記事の関連情報

朝日新聞サービス

ここから広告です
広告終わり
∧このページのトップに戻る
asahi.comに掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。 Copyright The Asahi Shimbun Company. All rights reserved. No reproduction or republication without written permission.