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< 第25回朝日オープン将棋選手権五番勝負第4局 > こみあげる感慨2007年08月06日 交互に先手番を制し、羽生選手権者が阿久津挑戦者を2―1と追い込んで迎えた第4局。前局、土壇場で明と暗を分けた勝負の針が、今度はどう揺れるのか。羽生にとっては4連覇達成の金字塔が、阿久津にとっては逆転奪取のシナリオが、それぞれ懸かる大一番だ。
本局は5月14日、静岡県伊豆市の「鬼の栖(すみか)」で行われた。昨年も第4局で使用され、最終局の場となった全館離れの風情ある対局場。前身の全日本プロ時代を含め7回目の開催で、名勝負の舞台を演出してきた。 シリーズの行方とは別に、この一戦には固有の感慨も漂った。四半世紀続いた朝日オープンは、今期限りでその使命を終える。この五番勝負が決着すれば、将棋界の一つの歴史が幕を閉じることになるのだ。1回目のトーナメントが始まった82年6月10日は、羽生が奨励会に入会する半年前であり、阿久津が生まれる2週間前だった。 午前10時、対局開始。阿久津の▲7六歩に羽生は△8四歩と応じ、局面は淡々と角換わりに進んだ。矢倉、横歩取り、居飛車対振り飛車ときて、これで4局とも違う戦型になった。羽生は「今回は穏やかな定跡形で」と心に決めて、この一局に臨んだという。 (剣) |
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