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< 第25回朝日オープン将棋選手権五番勝負第4局 > 仕掛けを決行2007年08月06日 羽生がひと回り年下の若手と番勝負を争うのは、03年の王座戦の対渡辺明竜王戦と、05年の本棋戦の対山崎隆之七段戦に続いて今回が3度目。いずれも「いつかは来る日がやって来た」と冷静に受け止め、世代対抗戦という意識は希薄だったという。これから先ますます増える若手との対戦をどうこなすかについても、羽生はあくまで個人対個人の問題として位置づけているのだそうだ。
では逆に、今回の挑戦者については特別な思いはないのか。阿久津は羽生が奨励会入会前に腕を磨いた「八王子将棋クラブ」の、かわいい後輩のはずだが。盤上に愛は? 「うーん、五番勝負が始まってからは、指し手が厳しいので感慨に浸っている余裕はなくなりましたね」。勢いに押されて消極的にならないように、とだけ考えて本局に臨んだという。 ▲5六銀に、昼食休憩をはさんで熟考に沈んだ羽生は、ここが戦機と△6五桂と跳ね出した。△2二玉なら穏やかだが、▲6六歩△6三金▲4八金△3三銀▲8八玉の展開は、後手から手を出しづらくなり面白くないと判断した。以下は指了図までがほぼ一本道。攻撃続行に当たり、後手は一段玉がどう出るか。阿久津は「この仕掛けなら、攻めが少し細いのでは」と踏んでいた。 (剣) |
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