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< 第25回朝日オープン将棋選手権本戦第1局 >
  先手 ▲安用寺孝功 五段   対   後手 △鈴木大介 八段
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50〜57手

         
△5一角13
▲6四飛7  
△5四銀22
▲8八角19 
△6三歩8
▲7四飛3  
△8四歩2
▲同 飛11

▲5五角まで

棋譜

指了図・▲8四同飛

棋譜

盟友の背中

 元奨励会三段で今年のアマ竜王、関西在住の今泉健司さんが、プロ再挑戦を表明して話題になっている。今泉さんは安用寺より1歳年上で、奨励会入会は1年、三段リーグ参加は2年早い。安用寺にとって、常に目標でありライバルであり一番の親友であった。三段リーグには11期在籍し、3着2回、4着も1回あったが年齢制限で退会。その最後のリーグで昇段したのが安用寺だった。

 最終日、2連勝して有終の美を飾った今泉さんは、対戦表に白い判子を押しながら絞り出すような声で「安用寺は?」と幹事に尋ねた。「勝ったよ」の返事に、今泉さんは一瞬笑顔を見せて一つ二つうなずき「ありがとうございました」と一礼し立ち上がった。部屋を出る時、今泉さんの背中は小さく震えていた。

 ▲5五角が安用寺期待の一手。対して△4二金は▲6四角でいい。△2三飛にも▲6四飛が好調子で、△6三歩は▲7四飛だし、△5四銀は▲4四角、△5四歩も▲4四歩で先手が指せる。が、△5一角がいい頑張り。▲6四飛に△5四銀は、▲4四角なら△4三銀で千日手の腹積もりだ。

 ▲5四同飛は短兵急と見て安用寺は▲8八角と引き、△6三歩▲7四飛△8四歩に、▲同飛の強手で応えた。 (剣) [次の譜へ]

2006年12月05日


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