ここから本文エリア現在位置asahi.comトップ > 将棋 > 朝日オープン将棋観戦記 > 記事記事

< 第25回朝日オープン将棋選手権本戦第5局 >
  先手 ▲糸谷哲郎 四段   対   後手 △中原誠 永世十段
第1譜 | 第2譜 | 現在は 第3譜 | 第4譜 | 第5譜 | 第6譜

別ウインドウで開きます指し手再現 | 使い方

34〜49手
         
△6三銀上12
▲2九飛   
△5二金左
▲8六歩11 
△4一飛
▲8五歩   
△5一角1
▲1六歩4  
△7四歩3
▲7五歩5  
△同歩15
▲同角    
△1四歩
▲8九飛1  
△7二金3
▲6五歩3

▲9七角まで

棋譜

指了図・▲6五歩

棋譜

糸谷好調

 自然流と称された格調高い指し回しで一時代を築いた中原だが、40代後半からは自ら激しく動く独自の境地を切り開くようになった。相懸かりや角換わりの将棋では、コンパクトな陣形で急戦を狙う独創的な手法を開発。妙味あふれる2枚桂の積極活用が中原流だ。

 中原のお株を奪う左右の桂跳ねに続き、大胆不敵に▲9七角が糸谷流の真骨頂。△9五歩なら、▲6四角△9六歩▲2九飛△6三銀上▲8六角△8四歩▲9五歩△8五歩▲同桂△8四歩▲9三桂成△同玉▲9六香で先手が指せる。本譜△6三銀上には、▲2九飛△5二金左に平然と▲8六歩が非凡な着想だ。今度△9五歩には▲同歩と取り、△同香▲8五歩△9七香成▲同香で、次の▲9九飛を見て先手がいい。 首尾よく▲8五歩で、先手陣はのびのびとした好形に。△5一角では△7二金▲8九飛に△4二角と引き、次に△3三桂が有力だったようだ。本譜は7筋での1歩入手が幸便で、指了図の仕掛けで先手十分になった。

対局の進行が異様に速い。糸谷の指し手はわき出る泉のイメージ。中原の方はさしずめ岩に砕ける波しぶきだ。 (剣) [次の譜へ]

2007年01月09日


この記事の関連情報

朝日新聞サービス

ここから広告です
広告終わり
∧このページのトップに戻る
asahi.comに掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。 Copyright The Asahi Shimbun Company. All rights reserved. No reproduction or republication without written permission.