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< 第25回朝日オープン将棋選手権本戦第7局 >
  先手 ▲堀口一史座 七段   対   後手 △小野修一 八段
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72〜92手

        
△8二同玉8
▲6一飛成 
△7二銀
▲4一竜6 
△6六歩3
▲同角   
△3八歩成6
▲6二歩2 
△3二銀打6
▲3一竜  
△6二金
▲5四歩  
△6一歩1
▲4四角3 
△同銀
▲6六角  
△3四飛12
▲3五歩3 
△同銀
▲5三歩成 
△同金

▲8二銀まで

棋譜

指了図・△5三同金

棋譜

的確な攻め

 図の▲8二銀が打たれた時、記者には△6三歩と打たれた場合の継続手が分からなかった。局後に堀口は「▲4四飛△同銀▲9一銀成です」。

 なるほど。穴熊だからそれで十分だ。玉の安定度が大差で駒の損得は飛角交換の香得、次の▲5四歩が銀取りの先手で▲2六角の狙いもある。飯島五段も「プロには一目の形勢判断」だという。

 苦渋の選択で小野は△8二同玉と取って▲6一飛成を甘受、△7二銀▲4一竜で先手を取り、△6六歩を一本利かしてからようやく△3八歩成と攻めに転じた。次に桂、香を取れれば形勢好転。

 重苦しい時間が対局室に流れていた。少考した堀口は、▲6二歩の軽手を指す。渋い表情の小野は、「玉に遠くて打ちたくない場所」ながら、やむを得ずの△3二銀打で竜を追い、△6二金と歩を取って粘った。

 優勢な時に油断をしてはいけない。「将棋は逆転のゲーム」なのだ。しかし早見えの堀口は実に的確な攻め方を見せた。軽い▲3五歩で飛先を止め、指了図の次の手もまた、巧妙な歩の使い方。 (東公平) [次の譜へ]

2007年01月23日


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