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< 第25回朝日オープン将棋選手権本選第8局 >
  先手 ▲ 藤井猛  九段   対   後手 △ 高崎一生  四段
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59〜70手


▲2八玉12
△3七香6
▲1五角
△4二歩 
▲2四歩
△2九と 
▲同玉
△3六桂 
▲同銀
△3八金 
▲1九玉
△2八歩
まで、
高崎四段の勝ち

△4三同金まで

棋譜

終了図・△2八歩

棋譜

若手旋風

 図で藤井が最後の長考に入った。懸命に逆転の筋を探したのだが、見つからない。

 ここで▲4四歩は△3七桂成▲1五角△4二歩▲5二銀△同金▲7一飛成△6一香で後手の勝ちになる。手順中の▲5二銀で▲3七角は△2九と以下詰みだ。

 また、図で▲1五角も△3三香がぴったり。以下▲2四歩△3七桂成でやはり後手勝ちだ。

 結局、▲2八玉の早逃げが唯一の頑張りだったが、そこで△3七香と打ったのが、またまたぴったりの寄せになった。

 △3七香で△2九とは▲3八玉と逃げられて難しくなる。△3七香に▲2六銀は△3六金で受からない。△3七香に▲3八歩も△2九と▲同玉△1七桂成▲3九玉△2七飛成で受けなしだ。

 「最後は作ったような寄せが決まった。藤井さんの敗因は相手の攻めを呼び込みすぎたこと。序盤でポイントを挙げようとした鋭い感覚が裏目に出た」と渡辺竜王。

 中盤から一方的に攻められて負けた藤井は「情けない将棋。不完全燃焼だ」とぼやいた。

 中原永世十段を破った糸谷四段に続く10代棋士の快挙。本戦1回戦は若手旋風が吹き荒れている。

(青)

2007年01月30日


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