< 第25回朝日オープン将棋選手権本戦第9局 >
▲田村康介 六段
対
△佐藤康光 棋聖
指し手再現 | 使い方
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1〜18手
▲7六歩 △3四歩
▲2六歩 △1四歩1
▲2五歩3 △8八角成
▲同 銀 △2二銀
▲7七銀1 △3三銀
▲4八銀 △4二飛7=図
▲3六歩1 △6二玉1
▲3七桂4 △7二玉3
▲4六歩7 △2二飛3
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△4二飛7まで
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指了図・△2二飛
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戦法のデパート
タイトル戦などで大忙しの佐藤棋聖の出番が来た。10月19日、東京・将棋会館での対局。サンフランシスコでの竜王戦第1局を終えて13日に帰国し、15日に大阪で森内名人と日本シリーズ、翌16日には日浦七段とのNHK杯戦をこなして本局を迎えた。10月は5連勝と好調だ。きりっとした表情で、連戦の疲れを感じさせない。
力戦派で「けんか殺法」の著書もある田村六段は、予選を3連勝で突破し、いま最も活躍中の棋聖に挑むことになった。
記録係・阿部健治郎三段の振り駒は「と」が4枚出て田村が先手番に。▲7六歩△3四歩▲2六歩と普通の出だしだったが、4手目に佐藤が△1四歩と注文をつけた。
田村は誘いに乗って▲2五歩。角交換した佐藤は△4二飛(図)。アマ中心のインターネット将棋が出どころと言われる「角交換振り飛車」だ。プロで指す棋士はまだ少ない。序盤作戦をデパートのようにそろえた佐藤の指し回しに注目だ。
(佐々木賢介)
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2007年02月06日
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