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< 第25回朝日オープン将棋選手権本戦第9局 >
  先手 ▲田村康介 六段   対   後手 △佐藤康光 棋聖

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102〜122手

      
△8八金2
▲同 玉
△7六桂
▲9八玉
△9六香1
▲8九玉
△8八銀1
▲7八玉
△6八桂成
▲同玉
△7七角成
▲同銀
△同銀成
▲同玉
△8五桂
▲6八玉
△7六桂
▲5九玉1
△6八金
▲4八玉
△3七銀
まで、
佐藤棋聖の勝ち

△7二成香まで

棋譜

終了図・▲7二成香

棋譜

鮮やかな収束

 後手玉はもはや防ぎようがない。△9一金は▲同飛成△同玉▲8二金だし、△9一銀なら▲5一飛成で必至がかかる。

 佐藤棋聖が勝つには、先手玉を即詰めに討ち取るしかない。残り時間が5分しかないのも気がかりだ。しかし、すでに読み切っていたようで△8八金の捨て駒から力強く寄せに入った。▲同玉に待望の△7六桂。防戦の合間に打った桂が期待通り働いた。

 田村六段はあやを求めて▲9八玉と逃げたが、△9六香と打たれ▲8九玉と押し戻される。△8八銀に▲7八玉とかわしたものの△6八桂成から△7七角成と清算され、2枚の桂と金に追い立てられ、△3七銀を見て投了を告げた。

 終了図以下▲3七同金は、△同角成▲同玉△3四竜▲3六歩△2五桂▲4七玉△5八銀▲5六玉△5四竜▲6六玉△6五金まで。鮮やかな収束だった。

 加藤九段の「先手9二歩敗着説」を両対局者に後日問うたが、どちらも納得しない。将棋は複雑と改めて感じた。

(佐々木賢介)

2007年02月06日


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