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< 第25回朝日オープン将棋選手権本戦第10局 >
  先手 ▲ 小林健二  九段   対   後手 △ 渡辺明  竜王
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30〜55手
     
△2四歩1
▲2六歩3
△2三銀
▲8六歩2
△3二金
▲5六歩2
△7四歩1
▲5九角 
△6四歩2
▲3七角5
△1二香1
▲9六歩1
△1一玉
▲9八香1
△2二金2
▲5八銀8
△4二金2
▲7七桂1
△7三桂1
▲5七銀3
△3二金右
▲8九飛 
△8一飛5
▲9五歩5
△9二香17
▲4八金上5

▲4七金まで

棋譜

指了図・▲4八金上まで

棋譜

予定変更

 49歳の小林は昨年、棋士生活30年目を迎えた。どんな戦法も指しこなす技巧派で、ガッツあふれる粘り強い指し回しが持ち味。弟子の育成と普及活動にも熱心で、99年から6年間、将棋連盟理事を務めた。渡辺とは過去3回対戦し、矢倉と四間飛車で2勝、ひねり飛車で1敗の2勝1敗だ。

 △2三銀には▲2七銀の追随策もあったが、小林は銀冠への組み替えを放棄。▲8六歩と突き、高美濃のまま▲5九角〜▲3七角と転換した。

 対する渡辺の△1二香は、これぞ現代感覚と言える一手。がっちり穴熊に潜り、スキを見てカウンターに出る作戦だ。

 △4二金に、小林の当初の予定は▲9七桂。以下、△4五歩▲6八飛△4六歩▲同角△4五歩▲5七角は「確かにうるさい」(渡辺)。しかし、小林は「桂が使えないとひどいので気が変わり」、▲7七桂。千日手指し直しも念頭に置いた選択だったが、この消極的な姿勢は後々まで尾を引くことになる。ここは初志貫徹が勝った。 (剣) [次の譜へ]

2007年02月13日


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