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< 第25回朝日オープン将棋選手権本戦第13局 >
  先手 ▲ 木村一基  七段   対   後手 △ 真田圭一  七段
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72〜82手

         
△5八歩21
▲6四歩6  
△5九歩成
▲6三歩成  
△5四飛1
▲5五歩13 
△同飛12
▲2四歩2  
△4二金16
▲4六角5  
△5八飛成

▲6五歩まで

棋譜

指了図・△5八飛成

棋譜

間合いの妙

 ▲6五歩(図)を指す木村七段の指先には力が込められていた。▲4六角の「安全策」をとると、△5八歩▲同飛△6九銀でかえって危険とみた強攻策だ。

 真田七段はじっくり考えた。△6五同銀は▲5三金でつぶされそうだ。そこで△5八歩と飛先をたたく。▲同飛なら△4七と。これはと金が助かるうえに飛車取りの先手。かといって飛車を逃げては△6五銀で局面が落ち着く。そうなれば後手の駒得が生きる。

 木村は飛車取りにかまわず▲6四歩と銀を取った。△5四飛までは必然。木村はここから▲5五歩△同飛▲2四歩と巧みに利かす。相手に反撃の機会を与えない間合いの妙だ。

 ▲2四歩を△同銀は▲4六角が、飛車と銀の両取りになる。△2二歩は2歩で打てない。真田はやむなく、▲2三銀に備え△4二金と引いて、玉の退路を作った。木村は▲4六角と出て、目障りなと金を払う。待望の一手だ。

 △5八飛成は、初心者にもわかりやすい詰めろになっている。△7八竜▲同玉△6九銀▲8八玉△7八飛が一例。従って先手は受けるしかない。

 真田にもようやく攻撃の機会が巡ってきた。 (佐々木賢介) [次の譜へ]

2007年03月06日


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