|
指し手再現 | 使い方
|
68〜89手
△7六歩
▲同飛2 △7五金
▲7九飛2 △7八歩1
▲同飛1 △7七歩
▲8八飛 △8七歩
▲同飛1 △8六歩
▲8八飛3 △7八歩成
▲同飛 △8七歩成
▲7五飛 △同銀
▲8五桂 △7七と
▲1五歩7 △6七歩成
▲4八金寄1
|
|
▲9七桂まで
|
|
指了図・▲4八金寄まで
 |
ありえない攻め
酒席での大胆な発言がよく話題になる行方だが、将棋に対する姿勢は「超」が付くまじめだ。その一つの証明が本局の時間の使い方である。
本格的な戦いが始まる前に、残り3分の秒読みが始まっている。控室では、「持ち時間3時間の戦い方じゃないよ」という声もあったが、よくも悪くも、これがいつもの行方流なのだ。
「残り3分です。50秒、55秒……」
秒読みの声にせきたてられるように、行方はここで△7六歩と突き出した。飛車をいじめながら金銀のさばきに出たのだが、これは手のない相手に手を与えた。
局後の検討で分かったのだが、図ではじっと△5五角と指し、次に△6一飛や△8一飛の転回を見れば、先手は指しようがなかったのだ。先手の序盤の作戦勝ちはいつの間にか吹っ飛んでしまっていた。
「歩のない相手に4歩も渡して。こんな攻めはありえない」と行方。久保が、「ありがたいと思った」というのも当然だろう。ただ、指了図は意外に難しい。
(青)
[次の譜へ]
2007年03月27日