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< 第25回朝日オープン将棋選手権本戦第19局 >
先手 ▲ 木村一基  七段   対   後手 △ 高崎一生  四段

名誉ある栄冠

2007年04月17日

 西の新星が糸谷哲郎四段なら、東の明星は高崎一生四段だ。小学6年で関東奨励会に入会し、出身地の宮崎県日南市を離れて上京。棋士デビュー2年目の19歳だ。

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△5五歩1まで 棋譜

1〜14手

  1. ▲7六歩
  2. △3四歩
  3. ▲2六歩
  4. △5四歩1
  5. ▲6八玉
  6. △5五歩1=図
  7. ▲4八銀
  8. △5二飛
  9. ▲7八玉
  10. △6二玉
  11. ▲5八金右
  12. △7二玉
  13. ▲6八銀
  14. △4二金8

指了図・△4二金まで

棋譜

 得意の振り飛車がさえ、今年度の勝率は7割を超える。本棋戦は予選4連勝で本戦入りを果たし、1回戦で前回挑戦者の藤井猛九段を破る金星を挙げた。続く2回戦の相手は居飛車本格派、粘り強さで人後に落ちない木村一基七段。タフな戦いは必至だが、目指すはもちろん一番星だ。

 本局が行われたのは昨年の12月26日。その40日ほど前、高崎は佐賀市で開かれた「将棋の日」のイベントで名誉ある栄冠を手にした。その名を「九州男児No.1」。“小倉の昇り竜”森下卓九段、“佐世保の猛虎”深浦康市八段、“博多の荒獅子”中田功七段と相まみえた九州出身4人衆による早指し戦を、“日向の麒麟児(きりんじ)”高崎がみごと制したのだ。この勝利で自信を深め、豪放で力強い棋風にいっそう磨きがかかったのはいうまでもない。

 後手番の高崎は、5筋の位を取って中飛車に振った。一番愛着のある四間飛車から、最近少しずつ芸域を広げつつある。後手4二金は力戦志向の一手だったが……。

(剣)

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