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< 第25回朝日オープン将棋選手権本戦第19局 >
先手 ▲ 木村一基  七段   対   後手 △ 高崎一生  四段

木村が完封

2007年04月17日

 高崎の才能の一端がちらりと見えるような△8八香の追い込みだが、▲8八同角〜▲7九玉が冷静で、逆転のドラマは起こらない。▲4六角で後手投了。以下は△6二飛に▲6四香で絶望的だ。

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△8八香まで 棋譜

69〜81手

  1. ▲8八同角1
  2. △6七桂成
  3. ▲7九玉
  4. △8八馬
  5. ▲同 玉
  6. △6五歩
  7. ▲6三歩3
  8. △同 飛
  9. ▲5三歩成
  10. △同 歩
  11. ▲5二銀
  12. △6四飛
  13. ▲4六角

まで、
木村七段の勝ち

終了図・▲4六角まで

棋譜

 木村の自信に満ちた指し回しが、高崎の腕力を封じ込めた一局。木村が終始、本局の流れを支配していた。中盤の勝負どころで高崎が正解手を逸したのも、攻め駒を圧殺するかのような木村のすごみの前に、持ち前の的確な判断能力が曇らされていたからに違いない。

 木村はこれで今年度12勝12敗。一昨年の竜王位挑戦のころから陥っていた長期不調からようやく脱した感があり、年が明けてからのB級1組順位戦でも白星を一つ加え、昇級争いで1番手に浮上した。本棋戦は大舞台登場まであと3番だ。

 一方、今年度の目標に本棋戦挑戦を公言していた高崎は、野望がついえて残念無念。こうなれば5番手につけているC級2組順位戦(昇級3人)に全力投球だ。正月に札幌のデパートで開かれた将棋まつりでは、席上対局で森内俊之名人を破った。天下の名人が「渋くてしっかりした将棋でした」と舌を巻くほどの強い勝ち方だった。

(剣)

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