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< 第25回朝日オープン将棋選手権本戦第22局 >
先手 ▲ 佐藤秀司  六段   対   後手 △ 久保利明  八段

千日手模様を打開

2007年05月08日

 佐藤は92年、四段時代に新人王戦で優勝した。25歳の時で、終局直後、主催紙の記者に「今の気分は」と聞かれ、「琵琶湖の水面のような澄み切った気分です」と答えた。面白い男だ。この年の久保は17歳の三段で、翌年、四段になった。

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△7三桂まで 棋譜

37〜56手

  1. ▲6八金右8
  2. △6二金上3
  3. ▲4六銀26
  4. △4四銀
  5. ▲3八飛1
  6. △6一金20
  7. ▲3五歩5
  8. △同 歩6
  9. ▲同 銀4
  10. △2七角
  11. ▲3七飛5
  12. △4五角成
  13. ▲4六銀
  14. △3六歩
  15. ▲3九飛1
  16. △3四馬
  17. ▲3六飛
  18. △2五馬
  19. ▲3九飛
  20. △3五歩5

指了図・△3五歩まで

棋譜

 「角交換に5筋を突くな」という格言がある。角の打ち込みが生じやすいからだが、本局はどちらも5筋を突いているので、互いに神経を使う序盤戦だ。

 ▲6八金右では▲6八銀(次に▲7七銀)もあったが比較は難しい。問題は玉を固めた後の構想で、手を作れないと千日手の可能性が高くなる。△6二金上は手待ち。後手からは仕掛けられないので、こちらは「千日手も辞さず」の方針だ。

 佐藤は▲3八飛で局面を打開し、▲3五歩から敢然と仕掛けていった。▲3五同銀の瞬間に△2七角の反撃があるのは、もちろん承知の上だ。

 指了図の△3五歩は渋い手。△3六歩だと後で取られそうなので一路控えて打った。攻め合うなら△4七馬だが、これは▲4五歩△4六馬▲4四歩で後手が悪い。

(遊)

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