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< 第25回朝日オープン将棋選手権本戦第22局 > 久保に甘い手2007年05月08日 対照的な棋風だ。振り飛車党の久保は「さばきのアーティスト」と呼ばれ、駒を軽くさばくのが天才的にうまい。居飛車党の佐藤は、逆に腰の重い将棋である。
「公式戦で対戦したのは1回だけ。研究会もしたことはないけど手厚い将棋という印象です。位でジワーッと押してくる感じですね」と、久保は佐藤の将棋を評する。 本局でも佐藤は中盤以降、左方から位で押していこうとしたが、うまくいかなかった。それだけ久保の指し回しが巧妙だったということだろう。 図で佐藤は▲6七桂と打ったが、△7六香▲同金に△5六銀が好手。▲7五歩なら△6七銀不成▲同金△7五歩▲同金△7四歩で△良しだ。本譜の▲4八馬には△4五歩がまた厳しい。佐藤は▲5七銀と逃げたが、これでも桂を取られて先手苦戦だ。 だが久保は優勢になって気が緩んだのか、このあと甘い手を指してしまう。△8四桂では△5五馬で十分だったし、△7六桂でも△6四歩の方が良かった。 「△5五馬なら投げるつもりだった」と佐藤。ところが実戦は久保が不用意に桂を渡したため、佐藤に反撃の楽しみが生まれたのだ。 (遊) |
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