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< 第25回朝日オープン将棋選手権本戦第24局 >
先手 ▲ 佐藤康光  棋聖   対   後手 △ 堀口一史座  七段

無欲対無心

2007年05月22日

 タイトル戦5連続挑戦で奮闘中の佐藤棋聖と、初代朝日選手権者(第20回優勝)の堀口七段の一戦。両者は過去4度対戦し、堀口が3勝1敗とリードしている。朝日オープンでは堀口が頂点に上り詰めた5年前、ベスト8で2人は相まみえ、相居飛車の力戦形から佐藤の猛攻をいなした堀口が鮮やかな逆襲を決めて快勝した。当時五段だった新鋭が、原石の輝きを示した大きな勝利だった。

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△4二銀まで 棋譜

1〜22手

  1. ▲7六歩
  2. △8四歩
  3. ▲2六歩
  4. △3二金
  5. ▲7八金
  6. △8五歩
  7. ▲7七角
  8. △3四歩
  9. ▲8八銀
  10. △7七角成
  11. ▲同銀
  12. △4二銀=図
  13. ▲9六歩
  14. △9四歩
  15. ▲3八銀
  16. △7二銀
  17. ▲4六歩
  18. △6四歩
  19. ▲4七銀
  20. △6三銀
  21. ▲1六歩
  22. △1四歩

指了図・△1四歩まで

棋譜

 翌年、堀口は深浦康市八段との防衛戦に敗れたが、順位戦では着実に地歩を固めた。現在、B級1組在籍3期目。コンスタントにいい将棋を指すことだけを目標に、無欲の精進を重ねている。思い出深い本棋戦で、再び大飛躍の予感は十分だ。

 一方の佐藤は、中1日の対局も珍しくない超過密日程の真っただ中にある。王将戦、棋王戦の番勝負をこなしつつ、目の前の戦いに全力で体当たりする日々。第20回以降の成績は、ベスト8が4回のあと1回戦負けと振るわないが、今回は無心の快進撃なるかどうか。

 最近は先手番でも独創的な戦い方を好む佐藤だが、本局は正攻法の角換わりへと進んだ。

(剣)

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