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< 第25回朝日オープン将棋選手権予選第7局 >
  先手 ▲矢内理絵子 女流名人     対   後手 △長岡裕也 四段
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27〜36手

▲5六銀
△7四歩1
▲3七桂
△1二香
▲7九角2
△2二飛24
▲4六角1
△7三銀10
▲6六歩3
△7二金

△4三銀まで

棋譜

指了図・△7二金

棋譜

矢内の趣向

 長岡四段は東京都八王子市出身の20歳(対局時)。奨励会にいた頃は、よくタイトル戦の記録係を務め、丁寧な文字と正確な仕事ぶりから「名記録係」と評されたこともある。ただこれは会に長く在籍していることを意味する。苦笑いしながら「定着するのはいやです」と言っていた長岡は、04年度後期の三段リーグを14勝4敗で駆け抜け、19歳でプロ入りを決めた。

 ▲5五歩と位取りを見せた矢内。▲4六歩〜▲3七桂〜▲4五歩の仕掛けを狙うのがこの戦法の定跡だが、▲7九角と引き、▲2四歩を見せた。

 長岡は△2二飛に24分を費やす。△5四歩の決戦を検討していたが、▲2四歩△同歩▲同角△2二飛▲2五歩△3五歩▲同角の進行や、▲4六角△6三金▲2四歩△同歩▲同角△2二飛▲3三角成△2八飛成▲4三馬△1九竜▲5四歩の激しい順が考えられる。結局、後に指すことになる狙いを優先し、穏やかな方を選んだ。

 ▲4六角で矢内の狙いがはっきりした。玉のこびんをにらみ、駒組みで優位に立とうとする作戦だ。解説の加藤一二三九段は「4六角は好位置。後手は△6三金から△7三桂と美濃囲いにするところだが、本譜とどちらが角のにらみに耐えられるかは微妙」と話す。

 長岡は△7三銀から矢倉にした。 (村上耕司) [次の譜へ]

2006年09月05日

 (朝日新聞7月24日付け朝刊に掲載した観戦記の一部「第3段落目」を修正しています)


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