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< 第25回朝日オープン将棋選手権予選第16局 >
  先手 ▲畠山鎮 七段   対   後手 △小林裕士 六段
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48〜60手
         
△4三歩4
▲3四飛6  
△1六角2
▲1四飛5  
△1三歩1
▲同飛成   
△2二銀 
▲1五竜   
△4九角成
▲1三歩25 
△1四歩18
▲同 竜3  
△1一歩

▲4四同飛まで

棋譜

指了図・△1一歩

棋譜

辛抱の小林

 京都府出身の小林は今年30歳になった。師匠は田中魁秀九段で、あの佐藤康光棋聖や阿部隆八段は兄弟弟子だ。

 20歳で四段デビューしたときから、「早指しの大器」と呼ばれた小林だが、その評価は現在も変わっていない。今期も鈴木大介八段や森下卓九段らの強豪を早指しのテレビ棋戦で破っている。

 「才能はある。早見えで何が本筋かがすぐに分かるのだと思う。ただ、手が見えるのをよいことに、中終盤でも時間を使わない。難しい終盤でも10分以上考えるのを見たことがない。それで勝ちを逃した将棋もたくさんあるはずで、ちょっともったいないと思う」とは谷川先輩の言葉だ。

 1筋、4筋、7筋をからめたダイナミックな畠山の攻め。図で△4三香なら、▲3四飛△4九香成▲4四桂で先手ペースになる。

 小林は辛抱を重ねた。じっと△4三歩と打ち、▲3四飛に△1六角の反撃。▲1四飛には△1三歩▲同飛成△2二銀と、丁寧に受けてから4九の金を取った。

 先手が思い通りに暴れ回ったようだが、形勢は案外難しい。「意外に大変なので驚いた」と谷川九段も言う。指了図が問題の局面だった。 (青) [次の譜へ]

2006年11月14日


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