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< 第25回朝日オープン将棋選手権 準々決勝第2局 >
先手 ▲ 谷川浩司  九段   対   後手 △ 深浦康市  八段

序盤の駆け引き

2007年06月05日

 谷川九段と深浦八段は95年に本棋戦の前身、全日本プロトーナメントの決勝五番勝負で対決している。当時、谷川は王将位を保持し、深浦は五段だった。結果は谷川が3―1で勝ったが、他棋戦を含めた対戦成績は谷川9勝、深浦8勝と伯仲している。

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△3三角まで 棋譜

1〜20手

  1. ▲7六歩
  2. △3四歩
  3. ▲6六歩1
  4. △6二銀2
  5. ▲7八飛1
  6. △8四歩
  7. ▲7五歩
  8. △4二玉
  9. ▲4八玉
  10. △3二玉
  11. ▲3八玉
  12. △8五歩
  13. ▲7六飛
  14. △6四歩
  15. ▲5八金左1
  16. △6三銀
  17. ▲2八玉
  18. △3三角=図
  19. ▲1八香8
  20. △4二銀15

指了図・△4二銀まで

棋譜

 その両雄がベスト4進出をかけて激突した。2月14日、大阪での対局。

 先番の谷川は三間飛車から浮き飛車に構えた。よくある戦型だが、このあと虚々実々の駆け引きが見られる。

 図の△3三角は▲3八銀なら△2二玉▲9六歩△3二銀の予定。深浦は羽生善治三冠との今期NHK杯戦でこの左美濃を用いているが、「作戦的にまあまあだったので」本局でも採用する気になったという。

 谷川は▲1八香と変化した。この戦型では珍しい作戦だ。後手が堅さで対抗するなら△2二玉▲1九玉△1二香の相穴熊だが、この囲い合いは先手が作戦勝ちになりやすい。石田流プラス穴熊は振り飛車の理想形で、攻めに困らないからだ。

 深浦の△4二銀は▲1八香を見ての予定変更。早い動きで先手の浮き飛車を狙う作戦だ。

(遊)

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