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< 第25回朝日オープン将棋選手権 準々決勝第2局 >
先手 ▲ 谷川浩司  九段   対   後手 △ 深浦康市  八段

わらしべ長者

2007年06月05日

 深浦は馬を自陣に引き付けて盤石の態勢。ご覧の通り、後手は飛車の丸得になっている。「わらしべ長者みたいな将棋」と某棋士。深浦は第2譜で歩得になり、その後、桂得をへて飛車得になった。プロの将棋で、これは話が出来過ぎている。

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△5四馬まで 棋譜

67〜90手

  1. ▲3五歩
  2. △同歩1
  3. ▲2八銀2
  4. △7六飛9
  5. ▲6六金3
  6. △8六飛3
  7. ▲3四歩1
  8. △2四銀1
  9. ▲4七金2
  10. △6四銀2
  11. ▲4六金2
  12. △7二飛1
  13. ▲4四歩2
  14. △同歩1
  15. ▲5五金右1
  16. △同銀2
  17. ▲同馬
  18. △7八飛成1
  19. ▲9一馬3
  20. △4七銀4
  21. ▲5八香1
  22. △同銀成1
  23. ▲同金
  24. △7三桂1
  25. ▲―――3

まで、
深浦八段の勝ち

終了図・▲7三桂まで

棋譜

 谷川は3筋を突き捨ててから▲2八銀と上がった。▲3四歩△同銀▲4六桂の両取りには△6四馬の王手があるので、先にハッチを閉めたのだ。

 深浦の△7六飛は、▲6六歩なら△同飛寄の狙い。▲6六金を使わされて戦力不足の谷川、▲3四歩を利かしてから▲4七金と盤上の駒を活用したが、やはり足りない。

 △4七銀は好手。単に△7三桂だと▲5八香でまぎれる。本譜の▲5八香にはあっさり△同銀成と取るのが良く、終了図で谷川投了となった。以下▲5五銀は△4五馬で手にならないし、▲9二馬には△6五歩がある。

 深浦快勝だが、この後のA級順位戦に残酷な結末が待っていた。順位が悪く、4勝5敗で深浦の降級が決まった。

(遊)

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