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< 第25回朝日オープン将棋選手権 準々決勝第3局 >
先手 ▲ 阿久津主税  五段   対   後手 △ 久保利明  八段

持将棋成立

2007年06月12日

 午前10時に始まった対局は午後6時43分、175手で持将棋になった。図(先手3七桂まで)が成立した場面だが、これはちょっと不思議な局面でもある。というのも、このあとを指し継げば、一見して先手の駒数が足りなそうに見えるからだ。

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▲3七桂まで 棋譜

1〜26手

  1. ▲2六歩120
  2. △3四歩120
  3. ▲2五歩
  4. △3三角
  5. ▲7六歩
  6. △4四歩
  7. ▲4八銀
  8. △3二銀
  9. ▲5六歩
  10. △4二飛
  11. ▲6八玉
  12. △6二玉
  13. ▲7八玉
  14. △7二玉
  15. ▲7七角
  16. △4三銀
  17. ▲5七銀
  18. △8二玉
  19. ▲8八玉
  20. △5四銀1
  21. ▲6六歩2
  22. △9二香
  23. ▲5八金右
  24. △9一玉
  25. ▲9八香1
  26. △8二銀

指了図・△8二銀まで

棋譜

 規定では、大駒1枚5点、小駒1枚1点と数えて、双方24点以上あれば持将棋引き分けとなる。先手が24点確保するためには、かなり後手の駒を取らなければならない。ところが、この場面で駒数有利と見られる阿久津のほうが持将棋を提案し、久保がそれを受けて、双方合意となった。

 「このあとやれば24点取る自信はあった。僕のほうから持将棋を断る理由はない」と久保。

 「熱戦だったし、延々と駒の取り合いをやる気はなかった」と阿久津。

 最初は驚いた控室の棋士たちも、阿久津の態度は潔いという声が多かった。本譜は指し直し局で午後7時13分対局開始。規定によって先後が代わり、双方1分だった残り時間を1時間(消費時間を2時間)にして始められた。

(青)

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