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< 第25回朝日オープン将棋選手権 準々決勝第3局 >
先手 ▲ 阿久津主税  五段   対   後手 △ 久保利明  八段

若いから

2007年06月12日

 阿久津が言うように、持将棋局は熱戦だった。双方ミスもあったが、それ以上に派手な妙手が多く、形勢も何度か入れ替わった。ここで紹介できないのが残念だ。

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△8二銀まで 棋譜

27〜52手

  1. ▲9九玉
  2. △7一金
  3. ▲8八銀
  4. △7四歩
  5. ▲3六歩
  6. △4五歩
  7. ▲7九金
  8. △5二金
  9. ▲6八金寄
  10. △6二金寄
  11. ▲7八金寄
  12. △1四歩
  13. ▲1六歩
  14. △4一飛
  15. ▲8六角1
  16. △1二香1
  17. ▲9六歩2
  18. △9四歩
  19. ▲3八飛
  20. △4四角1
  21. ▲7五歩
  22. △同歩3
  23. ▲同角
  24. △3三桂2
  25. ▲8六角9
  26. △3一飛5

指了図・△3一飛まで

棋譜

 勝つチャンスは圧倒的に阿久津のほうに多かった。持将棋成立の少し前には、久保玉に簡単な即詰みが生じていた場面まであり、休憩中にそれを控室で指摘された阿久津は声を上げてのけぞっていた。

 その苦しい将棋が指し直しになったのだから、久保は意気が上がったはず。逆に阿久津はがっかりしたと思うが、案外冷静な顔で指し直し局に向かった。「若いから、何度やっても自分が勝つと思っているんでしょう」と、解説の井上慶太八段はいう。

 相穴熊になった指し直し局。指了図の△3一飛は後手が工夫したところ。ここで△2四歩は▲3五歩(▲2四同歩は△2一飛▲2八飛△2六歩で後手十分)△同角▲同飛△同歩▲2三角の反撃がある。△3一飛は最後の▲2三角を防いで次は行く狙いだ。

(青)

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