現在位置:asahi.com>将棋>朝日オープン> 記事

< 第25回朝日オープン将棋選手権 準決勝第1局 >
先手 ▲ 阿久津主税  五段   対   後手 △ 深浦康市  八段

ゴキゲン中飛車

2007年06月26日

 準決勝の2局は、深浦八段、堀口一史座七段の元朝日オープン選手権者と、阿久津五段、鈴木大介八段の競馬好き師弟コンビという興味深い顔合わせになった。孤高の精神で毎日、研鑽(けんさん)を積む選手権者組に対し、競馬組は毎週末、不屈の精神で辛酸をなめあっている。本局は堀口―鈴木戦より1日早く、2月26日に行われた。

棋譜再生 別ウインドウで開きます | 使い方

▲7八銀まで 棋譜

1〜22手

  1. ▲7六歩
  2. △3四歩
  3. ▲2六歩
  4. △5四歩
  5. ▲2五歩8
  6. △5二飛
  7. ▲2二角成
  8. △同 銀
  9. ▲9六歩
  10. △9四歩
  11. ▲7八銀=図
  12. △6二玉
  13. ▲4八銀
  14. △7二玉
  15. ▲4六歩
  16. △3三銀
  17. ▲6八玉
  18. △8二玉
  19. ▲7九玉
  20. △7二銀
  21. ▲4七銀
  22. △2二飛

指了図・△2二飛まで

棋譜

 阿久津の居飛車に、深浦が選んだ作戦はゴキゲン中飛車。本来は居飛車党の深浦だがここ数年、後手番ではこの指し方を多用している。(1)振り飛車党の奨励会員との実戦トレーニングを背景に(2)昨今の戦術多様化の潮流に乗りながら(3)見せる将棋を意識して芸域を広げた――という図式だ。

 後手が向かい飛車に転じた指了図までは、30局余りの前例がある定跡化された手順。深浦は過去に3局、阿久津も1局、この形を経験している。

 先手の▲9六歩は8八への角の打ち込みを警戒した手。△7二玉で△5五歩なら、▲6五角△8八角に▲9七香で先手が指せる。続く▲4六歩に△5五歩なら、▲4七銀が間に合って5筋が受かるという寸法だ。

(剣)

[次の譜へ]

このページのトップに戻る