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アマの頭脳プロ顔負け 詰将棋選手権

2011年4月5日

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図:第1R第1問(7手詰め、中村雅哉作)拡大第1R第1問(7手詰め、中村雅哉作)

写真:第8回詰将棋解答選手権・大阪会場で1位になった斎藤慎太郎三段=3月27日、大阪市北区第8回詰将棋解答選手権・大阪会場で1位になった斎藤慎太郎三段=3月27日、大阪市北区

写真:井上徹也さん井上徹也さん

■東京会場優勝の井上さん「レベル高く楽しめた」

 詰将棋を解く力を競う第8回詰将棋解答選手権(同選手権実行委員会主催、朝日新聞社特別協賛)が3月27日、東京と大阪の2会場で開かれた。東京はアマチュアの井上徹也さん(25)、大阪はプロ目前の斎藤慎太郎三段(17)が優勝。プロは前回に続いて優勝を逃した。

 大会は例年通り東京、大阪で同時開催だったが、余震などの影響を考え順位は別々につけた。計10問の詰将棋が出題され、得点とスピードが競われた。第1ラウンドは7〜17手詰めが6問、第2ラウンドは19〜39手詰めが4問で、得点は1問10点、各ラウンドの制限時間は90分だった。とくに第2ラウンドはプロも悩む難問ばかりだった。

 東京会場では41人が出場。過去7回で5回優勝の宮田敦史六段が欠場し、大本命不在の状況となったが、広瀬章人王位や、行方尚史八段らプロ8人に多数の奨励会員も出て豪華な顔ぶれとなった。

 優勝したのはアマの井上さん。満点はほかに中村太地五段、広瀬王位がいたが、井上さんは解く速さで2位の中村五段を19分上回った。

 井上さんは詰将棋作家で、普段は20手から500手くらいの問題を創作。解く方でも月に200題くらい解いているという。大会では過去、4位が2回あり、昨年は準優勝だった。「作品のレベルが高くて非常に楽しめた。まさか自分が優勝するとは」と話した。(村上耕司)

    ◇ 

■大阪会場優勝の斎藤三段

 大阪会場では谷川浩司九段、糸谷哲郎五段、船江恒平四段のプロ3人、奨励会員2人を含む24人が参加。子どもたちの初参加が目立ち、5問正解した愛知県瀬戸市立效範(こうはん)小の藤井聡太君(8)は「全部解きたかったけど難しかった」。広島市立高須小の田中倫規君(10)は3問正解し、「途中で嫌になるほど分からなかった」と語った。

 大阪会場でただ一人、全問正解だったのは関西奨励会の斎藤三段。斎藤三段は「僕は昔から詰将棋が好きで、愛してるかもしれません。今日は詰将棋をどれだけ愛したかが結果に出たのかもしれません。本将棋も愛して四段に昇段したい」と語った。(佐藤圭司)

    ◇

■上位選手の得点と所要時間

〈東京〉

(1)井上 徹也 100点 137分

(2)中村 太地 100点 156分

(3)広瀬 章人 100点 165分

(4)千葉 幸生  93点 156分

(5)黒川 智記  92点 155分

〈大阪〉

(1)斎藤慎太郎 100点 125分

(2)船江 恒平  82点 153分

(3)長生 治彦  82点 163分

(4)糸谷 哲郎  81点 180分

(5)稲葉  聡  68点 180分

    ◇

 〈図・第1R第1問の解答〉▲7八竜△7三香▲4六桂△7八香成▲3四桂△8二飛▲3八金まで。詰将棋解答選手権速報ブログ(http://blog.goo.ne.jp/shogi-problem)に掲載。

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