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将棋の第51回奨励会三段リーグ戦の最終戦が8日にあり、3人が10月1日付での四段昇段を決めた。14勝4敗の成績を挙げた上村亘(かみむらわたる)三段(25)=東京都出身、中村修九段門下=は、年齢制限ぎりぎりでプロの座をもぎ取った。
三段リーグは、26歳の誕生日を含むリーグ終了までに四段になれないと原則として退会となる。上村三段は「やめようと思ったこともあった。諦めなくて良かった」。12月に26歳になるため、次の第52回が最後のチャンスだった。
他の2人は、13勝5敗の石田直裕三段(23)=北海道出身、所司和晴七段門下=と渡辺大夢(ひろむ)三段(24)=東京都出身、石田和雄九段門下。いずれも在籍11年と長かった。渡辺三段は2回目の次点獲得による昇段で、フリークラスからのスタートとなる。
返り咲きを狙った羽生善治十九世名人を森内俊之十八世名人が破ったシリーズを観戦記で振り返る。決着後の両者へのインタビューも収録。
七冠制覇を成し遂げた羽生が「将棋世界」誌上で連載した矢倉の壮大な研究。当時20代の羽生が将棋の真理に挑んだ渾身作。