将棋のマナーや格言などを題材にした「和(やまと)の将棋かるた」が発売された。誰でも遊びながら将棋に親しめる。
読み札には「馬の守りは金銀三枚」「くやしいけれど『負けました』」などの言葉が記されており、取り札にはかわいらしいイラストが描かれている。駒のイラストとその動きを記した札もある。
普及活動に熱心な高橋和女流三段と堀口弘治七段が作った。学習塾などで子どもたちを指導している高橋女流三段は「ルールがわからない子どもに、将棋の世界を知ってもらえれば」と話す。
定価は1600円。問い合わせは日本将棋連盟販売部(03・3408・6596)か奥野かるた店(03・3264・8031)へ。
返り咲きを狙った羽生善治十九世名人を森内俊之十八世名人が破ったシリーズを観戦記で振り返る。決着後の両者へのインタビューも収録。
七冠制覇を成し遂げた羽生が「将棋世界」誌上で連載した矢倉の壮大な研究。当時20代の羽生が将棋の真理に挑んだ渾身作。