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とんがり帽子のタジンちゃん

2010年11月8日

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写真:タジンちゃんに山盛りのキャベツの豚肉。後ろにあるのがフタ拡大タジンちゃんに山盛りのキャベツの豚肉。後ろにあるのがフタ

写真:蒸し上がるとこんな感じに拡大蒸し上がるとこんな感じに

写真:キャベツ、チーズ、ベーコンで「イタリアン」。残ったカマンベールはおつまみに拡大キャベツ、チーズ、ベーコンで「イタリアン」。残ったカマンベールはおつまみに

写真:豆モヤシ、ニラ、豚バラで。これにトウバンジャンを絡める拡大豆モヤシ、ニラ、豚バラで。これにトウバンジャンを絡める

写真:アサリ、ニラ、マイタケ、ゲソで「アニマゲ」タジン。これはポン酢でいただきました拡大アサリ、ニラ、マイタケ、ゲソで「アニマゲ」タジン。これはポン酢でいただきました

 本欄「アニマゲ丼」も4年目に突入しました。これを機にお料理コラムにリニューアル、というのはウソで、第50回「リアル『ポニョ』作って食べた」以来ひさびさの料理ネタです。

 10月から単身赴任中ですが、夕食は自炊。外食にしないのは、酒を飲んでメシを食いながら、撮りだめたアニメをダラダラ見てそのまま寝入るというのが生活習慣だから。健康にいいのやら悪いのやら分かりませんが、とりあえずちゃんと野菜は食べてます。その頼もしい味方は、カミさんが持たせてくれた小ぶりのタジン鍋。最近はやりの、とんがり帽子の蒸し鍋です。材料を盛ってフタして火にかけると出来上がり。鍋がそのまま皿がわりになって余計な洗い物も出ず、カンタンおいしいヘルシー、とどっかのCM文句みたいですが、単身赴任のオッサンにはたいへん重宝いたします。

 というわけで、今夜も出動だ、タジンガーZ!――なんて書いたら驚いたことにホントに「タジンガーZ」という名の商品があるらしいので、わが家の鍋は「タジンちゃん」と名付けましょう(名前なんてどうでもいいけど)。ちなみに別の深鍋で常夜鍋(豚肉とホウレン草だけの鍋料理)もよく作りますが、これも「ジョー・ヤナベ」と名付けるとヒーローみたいでかっこいい!(かな?)

 まずはタジンちゃんにざく切りキャベツと薄切り豚肉を重ねて、蒸し上がったら花かつおをかけてソースでいただくと、最下層のキャベツがちょっと焦げて、お好み焼き風の味に(なんて書いたら関西の方が怒るかな)。次の夜は、薄切り豚肉の代わりにベーコンを使い、おつまみ用のカマンベールチーズをちぎってのせてシューシュープシュウ(蒸す音)。フタを開けるとチーズがとろりと溶けて、これはピザ風――というよりは「クッキングパパ」第1話の「イタリアン鍋」もどきです。ピーマンやトマトなどを入れればもっとおいしくなると分かっていてもやらないのは、食材を増やして使い切れずに捨てるのがイヤなのと、メンドウな生ゴミを増やしたくないから。単身者の自炊には、いろいろ制約があるのです。

 こうしてキャベツを使い切ったら、今度は豆モヤシ、ニラ、豚肉の順に重ねて、酒をさっとふりかけ塩コショウをパラリ。蒸し上がったら鍋が熱いうちにトウバンジャンをかけてグリグリかき混ぜます。これはコリアン風(ならコチュジャンを使えって? まあいいじゃないウチにあるのはトウバンジャンなんだから)。豚バラスライスで作ったら、うーむ、脂のうまさが濃厚な一品に。肉を牛に替えたら、ポン酢であっさり食べるとうまいでしょう。

 さーて、ニラが余っちゃった。アサリ、マイタケ、ゲソ(パックで売ってたボイルしたヤリイカのゲソ)、ニラの順に重ね、酒をふりかけシューシュープシュウと蒸してみました。これもまあまあ悪くないです。ゲソが少々かたくなってしまいましたが、底にたまったダシが美味。なんでこの組み合わせかというと、アサリ、ニラ、マイタケ、ゲソで「ア・ニ・マ・ゲ」になるから。それだけなんです、すみません。

 さあこれを食べながら、今季の新番組で一、二を争う面白さの「侵略!イカ娘」を見るでゲソ! あなたもタジンちゃんで料理してみなイカ?

プロフィール

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小原 篤(おはら・あつし)

1967年、東京生まれ。91年、朝日新聞社入社。99〜03年、東京本社版夕刊で毎月1回、アニメ・マンガ・ゲームのページ「アニマゲDON」を担当。2010年10月から名古屋報道センター文化グループ次長。

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