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2012年5月21日
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小原篤のアニマゲ丼

ジブリランドへようこそ

文:小原篤

写真:映画に出てくる巨神兵はこんな感じらしいです。竹谷隆之作「巨神兵像」 (C)2012 二馬力・G拡大映画に出てくる巨神兵はこんな感じらしいです。竹谷隆之作「巨神兵像」 (C)2012 二馬力・G

写真:映画「海底軍艦」(1963年)の轟天号(レプリカ) TM&(C)1963 TOHO CO.,LTD.拡大映画「海底軍艦」(1963年)の轟天号(レプリカ) TM&(C)1963 TOHO CO.,LTD.

写真:映画「巨神兵東京に現わる」撮影セット拡大映画「巨神兵東京に現わる」撮影セット

写真:庵野秀明さんは宮崎駿さんに「巨神兵はいい。ナウシカは出すな」と言われたそうです。拡大庵野秀明さんは宮崎駿さんに「巨神兵はいい。ナウシカは出すな」と言われたそうです。

写真:笹本祐一さんの「ミニスカ宇宙海賊(パイレーツ)」(朝日新聞出版)はアニメ「モーレツ宇宙海賊(パイレーツ)」になって放映中。写真は初回限定版ブルーレイ第1巻(キングレコード)拡大笹本祐一さんの「ミニスカ宇宙海賊(パイレーツ)」(朝日新聞出版)はアニメ「モーレツ宇宙海賊(パイレーツ)」になって放映中。写真は初回限定版ブルーレイ第1巻(キングレコード)

 東京都現代美術館で毎夏開催されている「企画協力:スタジオジブリ」による展覧会、今年は「館長 庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技」だそうです。

 スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーに、大の特撮ファンである庵野さんが「ミニチュアなどを保存する特撮の博物館を作りたいので協力してほしい」と言い出したことから生まれた企画で、みどころは、「海底軍艦」の轟天(ごうてん)号、「マイティジャック」のMJ号、「帰ってきたウルトラマン」のマットアローなどのミニチュアや、16m四方の東京のミニチュアセットなど。展示資料は約500点だそうです。

 もう一つの目玉は、会場で公開される新作短編映画「巨神兵東京に現わる」。ジブリの人から最初にこの企画を聞いて驚いた私が思わず「庵野さんがジャージ着て巨神兵をやるんですか?」と聞いたら「そんなことはしません」と言われました。もちろんですね(昔ウルトラマンを演じた庵野さんの「巨神兵」姿、チョット見てみたいけど)。でもプレスリリースのクレジットは「企画:庵野秀明 巨神兵:宮崎駿 監督:樋口真嗣」。これじゃ宮崎さんが巨神兵をやるみたいですが、劇中に登場する巨神兵のモデル(写真)を見ると、プロポーション的に宮崎さんでは着ぐるみに入れそうにありません、ていうか、こんなにアタマが小さくて手足の長いヒトいませんよね。企画の趣旨からするとCGは使いそうにないし、どうやって撮るんでしょう? いやー、7月10日の開幕が楽しみです。

 巨神兵の写真を見て私のアタマに浮かんだのは、実物大「王蟲(オーム)」型ドームの脇に立つ実物大「巨神兵」像という、「ガンダムinダイバーシティ」的な光景。「そんなジブリランドが見たい」とツイッターでつぶやいたら、「ミニスカ宇宙海賊」作者の笹本祐一さんから「カリオストロ城と魔王ルシファーの城と三角塔が建っていて、カリオストロ城じゃ城主の結婚式イベントが行われるんですね」という返信をいただき(ありがとうございます)私の妄想スイッチがONに。

 王蟲ドームの中身は熱帯植物園と世界の昆虫館(これしかないでしょう)。「ハウルの動く城」は回転ドアがどこにつながるか分からないラビリンスで、夜は大砲から花火をぶっ放します。「ポニョのぽんぽん船クルーズ」は水の底に沈んだ街を眺めるのが醍醐味(だいごみ)です。

 乗り物は、回転ヒコーキ「メーヴェ」、ホウキにまたがっての空中ブランコ「キキの空中散歩」、ボブスレー型ジェットコースター「人生山あり谷あり」(夫婦なら割引)、3Dライド「ポルコvsカーチス」、車両に乗って戦前の暮らしや空襲を再現した展示を見てゆくマジメなアトラクション「阪急電車に乗って」もあります。出口でサクマ式ドロップスをプレゼントします。

 パレードは、妖怪たちによる「百鬼夜行絵巻」、山犬と猪神の「もののけ大突進」、日本全国の神様が集まる「出雲の神無月」が日替わりで登場。広い園内は、ネコバスが巡回してお客様をご案内します。

 食べ物は、チョコクリームをたっぷりかけた巨神兵アイスクリーム(溶けやすいのでご注意)、スパゲティ・カリオストロ、目玉焼き載せオープンサンド、「ばあちゃんの畑」サラダ、ニシンのパイ、ホルモン、お好み焼きなどなど。

 宿泊施設は温泉旅館「油屋」がメーン。露天風呂は強酸性泉なので、肌の弱い方は端っこのミニ王蟲像から中和液が出ていますからその近くへ。長期滞在用「山形の農家」、コテージ「パズーの小屋」もあります。結婚式はカリオストロ城の礼拝堂でどうぞ。カゲたちがお迎えし、花嫁が年下であるほど盛大な花火が上がります。お土産は「イバラードのアーケード」か地球屋でお求めください(一部非売品あり)。

 おっとプールを忘れていました。プールを覆う屋根は「天空の城」型の大ドーム。内部には何十本ものウオータースライダーが走っていて、広いプールにたくさんの人がボチャンボチャンと落ちていく様は壮観です。それでは皆さん、ご一緒に!

 「「「見ろ、人がゴミのようだ!」」」

 おあとがよろしいようで。

プロフィール

写真

小原 篤(おはら・あつし)

1967年、東京生まれ。91年、朝日新聞社入社。99〜03年、東京本社版夕刊で毎月1回、アニメ・マンガ・ゲームのページ「アニマゲDON」を担当。2012年4月から名古屋報道センター文化グループ担当部長。※ツイッターでもつぶやいています。

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