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2012年12月17日
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小原篤のアニマゲ丼

「アニマゲ丼」書籍化計画

小原篤

写真:「1面トップはロボットアニメ 小原篤のアニマゲ丼」(日本評論社、税込み1680円)。ホントに帯の方が目立ってる…。拡大「1面トップはロボットアニメ 小原篤のアニマゲ丼」(日本評論社、税込み1680円)。ホントに帯の方が目立ってる…。

写真:中はこんな感じです。左の写真は1面トップを飾った私の記事拡大中はこんな感じです。左の写真は1面トップを飾った私の記事

 今回は宣伝です。本欄「アニマゲ丼」が本になります。

 連載を始めて1年ほどして原稿がたまってくると「どこかで本にしてくれないかな」と夢想するようになりました。でもボンヤリ待っていてもどこからもお声はかからず、「企画書作って営業とかかけなきゃダメなのかなぁ」と考えつつも、本なんか出したことがないのでやっぱりグズグズしていたら、日本評論社に勤める友人のOさんが手を挙げてくれました。この春ごろのことです。

 コラムの筆者は私ですが、社員である記者が業務として社の媒体に書いたものなので新聞に載ってる1個1個の記事と同じく、「アニマゲ丼」は(C)朝日新聞社。社内の取り決めで、出版の優先権はグループ会社の朝日新聞出版にあります。まずは、同社に出版の意思があるかどうか確認せよ、という手続きが定められていますので電話で連絡。「検討の上、ご返事します」と言われましたがなかなか連絡が来ず、待ちきれずに再び電話したら「こちらで出版する考えはありません」。

 よし、これでOさんトコと話を進めよう……アレ?おかしいな、目から水が。

 弊社と出版社との間で契約がまとまり、私とOさんで内容を詰めることにしましたが、何せ連載5年分で260回くらいあるので、全部収録すると千数百ページ、京極夏彦さんの本みたいな「弁当箱」になります。それもステキ!と思いましたが私は京極さんじゃないのでそんなことは許されず、40本で200ページという目標がOさんから示されました。どれも愛着があって自分じゃ絞りにくいので、Oさんが作った二十数本のリストに私が「アレ入れたい」「コレもほしい」と注文を出す形で出来上がったのが「よりぬきアニマゲ丼」41本(リストは末尾に)。

 酔狂と妄想の極み「犬・鳥・魚」講座全3回を文字にすることができ、東京都青少年健全育成条例がらみの回が入って「マジメなこともしているゾ」アピールができたし、何より、金田伊功さん・今敏さん・川本喜八郎さん・片山雅博さんの追悼回を入れられて満足です。図版も、私が描いた友人の福田淳さん(読売新聞記者)の似顔絵や、13歳スイス人少女のおなかにサインする富野由悠季さんの写真など、10点ほどを収録しました。

 書名は、「アニマゲ丼」のままじゃゲテモノ料理本みたいでえたいが知れません。「1面トップはロボットアニメ 小原篤のアニマゲ丼」として、新聞記者の本であることをアピール。ついでに社内の国際方面の専門家にお願いして、英題「Today’s top story is about robot anime」もつけちゃいました。なんだかだんだん中2病っぽくなってイイ感じ!

 「はじめに」と「あとがき」と、注を兼ねたミニコラム32本を書いて、よっしゃミッション終了!――と思ったら、あ!帯に載せる推薦文を頼んでない。

 理想は、アニマゲ丼を読んだことのある方で、コラム中に登場しているクリエーターで、ファン層が読者ターゲットとフィットするような……と考えパッとお名前が浮かんだのが細田守監督。「おおかみこどもの雨と雪」会見後のおしゃべりで、以前アニマゲ丼で書いた「スパゲティ・カリオストロ」のことを話題にしてくださったことがあったのです。お願いしたところ快諾を得て「アニメは愛でできている。作る方と観る方、両方の」という身に余るお言葉をいただきました。ありがとうございます、Oさんも「小原さんの名前よりでっかい字で刷りますから!」と喜んでいましたよ。

 書店に並ぶのはこのコラムがアップされて数日後のはずですが、東京のジュンク堂書店池袋本店では1月26日に刊行記念のトークをすることになりました。人生なにが起こるか分かりません。聞き手は友人のアニメ評論家・藤津亮太さんにお願いしました。付き合いも長いししゃべり仕事も慣れてらっしゃるので安心です。偶然ですが、収録したコラムの初回と最終回に登場しています。ご縁があったということですね。

 さてしかし! トークでは本にサインもしなければなりません。どう書きゃいいの?とツイッターでつぶやいたら、イラストレーターの開田裕治さんから「一人でこっそり練習するんですよ。中学生のように!」という返信をいただきました。そういえば、開田さんが色紙に怪獣のイラスト描いてサインをするところを何度も何度も見ていますが、私はあんな風にカッコよくできそうにないし……。

 ええい仕方ない、1人でこっそり練習しますよ、中学生のように!

     ×     ×

 「1面トップはロボットアニメ 小原篤のアニマゲ丼」収録41本

 水没した未来と支配された日本

 モヤモヤモヤ…「シンプソンズ」吹替版

 さらば読売オタク記者仲間

 先輩も後輩もフランス書院

 空飛ぶアニメ記者

 「アトム」オールスター監督大集合in広島

 ハハッ、ロリコンだぁ!

 アニメはみんなのもの

 監督の更年期

 「スカイ・クロラ」を見て疑問に思うこと

 賢い消費者か、ただのオタクか

 1面トップはロボットアニメ

 記者ってヤツは…

 ここはロカルノ池袋

 ロカルノ 濃い人うすい人

 ロカルノ 金田さんを悼む

 ジョーダンじゃなーいわよーう尾田栄一郎さん

 あり? えっ! てぃ!!

 1980年のクラスメート

 非実在に実在する非実在

 親は心配していない?

 真っ赤な入り江に何を見る?

 かわいくて、おいしい

 さよならの季節

 「やれるのは、来世かな」

 「おまえうまそうだな」はうまかった

 パチンコがアニメだらけに

 富野監督、家族を語る

 父子相伝「コクリコ坂から」

 喪失を抱きしめて

 都庁の人に聞いてきた

 犬でも分かる押井守「犬・鳥・魚」講座その1

 「犬・鳥・魚」講座その2 ヒロインは不吉だ

 「犬・鳥・魚」講座その3 窓が割れる理由

 2度あることは3度ある

 見せたくないものって何だろう

 ジブリランドへようこそ

 ブドリはどうして死んだのか?

 「男の子たちのすごさ、かな」

 細田守的「これが女の生きる道」

 Zガンダム桃色吐息

プロフィール

写真

小原 篤(おはら・あつし)

1967年、東京生まれ。91年、朝日新聞社入社。99〜03年、東京本社版夕刊で毎月1回、アニメ・マンガ・ゲームのページ「アニマゲDON」を担当。2012年4月から名古屋報道センター文化グループ担当部長。※ツイッターでもつぶやいています。12月20日に日本評論社から「1面トップはロボットアニメ 小原篤のアニマゲ丼」刊行予定。

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