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ドラマー・小笠原拓海(5) 自分の気持ち 自分の音

2009年10月28日

写真SPEED武道館公演での演奏を控え、会場をバックに

 僕のiPodの中は、ロック、ポップス、ジャズ、クラシック、R&B、ソウル、ファンク、カントリー、パンク、ブルース、ヒップホップなどで溢(あふ)れています。もちろん、その中でも好き嫌いはありますし、全部やろうとは思っていません。ただ、一つ言えることは、音楽をジャンル分けしたくないということです。僕が音楽をやる上で、一番大切にしていることは、自分のフィルターを通して共感したものを音にするということ。でなければ、偽りの音になってしまうと思うからです。

 僕の一番憧(あこが)れているドラマーの一人に、ジェフ・ポーカロ(TOTO)という人がいます。アメリカのスタジオミュージシャンで、全世界で恐ろしい数の音源を残しています。日本では竹内まりや、矢沢永吉、小田和正、渡辺貞夫など、世界では、ポール・マッカートニー、スティーリー・ダン、ボニー・レイット、ボズ・スキャッグス、マイケル・ジャクソン、エリック・クラプトン、スタン・ゲッツなど錚々(そうそう)たる面々です。

 基本はロックドラマーなのですが、彼の解釈であらゆる音楽を網羅しているんです。彼を見ていると、ジャンルは関係ないんだ、音楽的な事をしていればなんでも伝わるんだって思います。そこから導き出し、そして今、特に考えているのは「自分の出す音と、自分の気持ちがリンクしているか」ということ。これは、共演した先輩方に教わったことでもあり、一生のテーマだと思います。

 これから作曲やDTM(パソコン上で音楽専用のソフトウエアを用いて演奏すること)もやっていきたいし、今回のようにコラムを書くのも楽しいですね。ドラムに関しては、一年中、ライブやレコーディングをしていられるようなプレーヤーでいたいです。僕の可能性を信じてくれる先輩や仲間に応えていきたいと思います。今後とも応援よろしくお願いします。この連載に目を通して下さった皆様、ありがとうございました!

     ◇

 11月6日からは、カメラマンの三吉ツカサが登場します。

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