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CDショップ大賞実行委員長・行達也(1) 売り場の声届けたい

2010年1月20日

写真東京・下北沢で営むCDショップでの筆者。ライブスペースも併設し、夜な夜な生演奏が繰り広げられている

 下北沢で「mona records(モナレコード)」という小さなCDショップを営んでいる行(ゆき)といいます。現在、私は縁あってCDショップ大賞という企画に参加しております。

 この賞は、年々景気が悪くなっている音楽業界を現場から盛り上げようと、すでに認知度も高い「本屋大賞」を参考にしながら全国のCDショップ店員が自主的に集い、自分たちがユーザーに聴いて欲しい作品を売り上げ枚数とは関係なく、その内容の質でそれぞれが選び、最終的に票の多かった作品に賞を与えるという趣旨のものです。

 この賞でポイントにしたことは、マスメディアから流れてくる情報とは違った“売り場の声”であること、その売り場が偏ったものではなく、会社を超えた全国のさまざまなCDショップの声であることでした。この2点を最大限にアピールすることで、配信やネット通販に押されているCDショップにユーザーの足を向けてもらえるのではないだろうか?というのが、そもそもの動機です。

 昨年の5月に第1回CDショップ大賞を発表したのですが、賛同してくれる店員を集めたり、コンセプトを固めたりするのに約1年を要しました。結果、全国から約150人のCDショップ店員の票を集め、盛況に実施することが出来ました。大賞の相対性理論「シフォン主義」など、選ばれた作品にもそれまでの売り上げペースを大きく上回る効果をもたらし、ユーザーが既存のフォーマットから得られる情報とは違う、新しい価値観を求めているという手応えを感じることが出来ました。

 今年は区切りのいい1月に第2回CDショップ大賞を発表します。前回以上の多くの票を集めており、今回もユーザーに“さすがCDショップの店員は目利き(耳利き?)が多いな”と思ってもらえそうです。21日の発表をどうぞご期待ください!

    ◇

 ゆき・たつや タワーレコード勤務を経て、東京・下北沢にCDショップ兼カフェを開業。CDショップ大賞の実行委員長も務める。41歳。

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