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CDショップ大賞実行委員長・行達也(2) 有望株は地方CD店に聞け

2010年2月3日

写真大賞のザ・ボゥディーズ(手前、左から4人)と準大賞の清竜人(手前右)=21日、東京・渋谷

 先日、無事に第2回CDショップ大賞の発表と授賞式を終えることが出来ました。今回もメディアを通して大々的に宣伝されている音楽とは違った、CDショップの店頭で実際に売り場に立つスタッフの声が反映された個性的なアーティストが選ばれる結果となりました。

 この日は、投票したスタッフが全国から続々と駆けつけて、今のCD売り上げ不振の状況を打破するには単独ではなく、CDショップ全体が、法人の枠を超えて一丸となって何か取り組まなくてはいけないという問題意識の高さを確認することが出来ました。

 そして、今回は新しい試みとして地方賞という枠組みを設けました。この地方賞というのは、全国を七つのブロックに分けて、各ブロックごとにショップのスタッフが集まり、その地域がプッシュするアーティストと作品を選出するものです。必然的にその地域で活躍するアーティストが選ばれるワケですが、実はこの地方賞にこそ、我々CDショップの本領を発揮できる場があると考えています。

 ミュージシャンが有名になっていく過程で、下積み時代というのがあると思いますが、その時期を支えていたのは地元のCDショップやライブハウスであることが多いのです。つまり、これから活躍が期待できるアーティストの情報をいち早くキャッチしているのが、CDショップなのです。この優位性をアピールすることで、新しい才能を探すユーザーに、「CDショップに行くと新しい発見がある」と感じていただけると考え、この賞の設立に至りました。

 こちらの結果は本選の大賞よりもさらに知名度が低く、ユーザーに届ける以前に、もはや実行委員会のメンバーですら知らなかったアーティストも多かったのですが、授賞式のイベントで演奏を披露してもらったことで、そのクオリティーの高さと認知度の低さのギャップを体感して「我々が売らねば誰が売る!」という強い使命感を抱きました。これも一つの成果だと思います。

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